女性からはすごく人気があるけれど、いまいち男性にはモテないという女性は意外と多いのではないでしょうか。また、逆に男性は「私の友達、すごく可愛いんだよ」と言われて実際に会ってみると、「えっ…」と微妙な反応をしまったことはありませんか?

 女性と男性でモテる顔は違う、これは日常生活の中でなんとなく分かることですが、具体的にはどう違うのでしょうか。
 「顔」の研究を行っている認知心理学者の上田彩子さんが『「恋顔」になりたい!』(講談社/刊)でその違いを実際に検証しています。

 上田さんは女性有名人の顔を使って研究をします。
 まず、男性・女性それぞれに女性有名人の顔を見せて、どの顔が好きか聞いていきます。その上で、男性と女性がそれぞれ好きだと答えた顔を重ね合わせて「平均顔」を作ります。

 その結果、「男性に好まれやすい女性有名人の平均顔」と「女性に好まれやすい女性有名人の平均顔」は次のような違いがあったそうです。
 まず、「男性に好まれやすい女性有名人の平均顔」は、「女性的」で「親近感があり」、そして「健康的」。いわゆる野球部のマネージャーや、ご近所で評判の看板娘というイメージなのだそうです。
 一方、「女性に好まれやすい女性有名人の平均顔」は、「男性的」で「近寄りがたい」という印象で、先輩や上司など、頼れるタイプのカッコイイ同性を好むようです。上田さんはひょっとしたら「あこがれ」などといった判断基準が働いているのかも、と言います。

 女性と男性で意外に違う、「モテる顔」。
 『「恋顔」になりたい!』は、こうした研究や実証を通してモテる顔とはどのような顔なのか、そして表情やメイク方法などを通して「好かれる顔(=恋顔)」になるための方法を女性向けにつづっています。
 「自分は女性に好かれる顔だな」と思う人も、常に笑顔でいるなど、少し表情に気をつけるだけで相手に対する印象は大きく変わると上田さんは言います。顔に自信のある人もそうでない人も、表情を心がけてみるのも良いのかも知れませんね。
(新刊JP編集部)



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