いよいよ本日公開となるシリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』。公開に先駆けて、東日本大震災の被災地を勇気付けるべく、本作の特別試写会が開催された。

 本作は、英国の著者J.K.ローリングが手掛けた世界的ベストセラー・ファンタジー小説を映画化した世界的人気を誇るシリーズ作品。2001年に公開された第1章となる『ハリー・ポッターと賢者の石』から約10年。世界中から愛されているキャラクターたち全てが物語の完結を迎える重要な展開がたくさん盛り込まれ、ハリーの最後のアドベンチャーをシリーズ最大のスケールで描いている。果たして、どのような結末を迎えるのだろうか。

 今回開催された試写会は、宮城・岩手・福島の3県。7月14日に、ワーナー・マイカル・シネマズ 名取エアリ、ワーナー・マイカル・シネマズ 北上、郡山テアトルで3D吹替え版が上映された。さらに、本作の出演者であるダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン・ルパート・グリントなどが被災地へ向けた応援メッセージとサインを書き込んだ日本国旗が贈呈された。

 ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社代表取締役のウイリアム・アイアトンは、「この度の東日本大震災では、宮城県をはじめとして、被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。本日の試写会に先立ち、先週イギリス・ロンドンで行われました取材やワールド・プレミアイベントの際に、本作の出演者陣が被災地の皆さまの1日も早い復興とご健康を願い、メッセージとサインを書き込んだ日本国旗を、応援旗としてお持ちさせていただきました。東北被災地を代表して、宮城県村井知事に贈呈させていただきます。本作は、友情や家族の大切さなどのテーマがある作品です。ぜひこの応援旗が、多くの皆さまが見られて、復興への“勇気”や“元気”、“希望”が沸くキッカケとなって下されば幸いと思っております」と被災者へ向けてコメントをした。

 また、村井知事は、「貴重なものを頂き、本当にありがとうございます。宮城県庁1階の、多くの県民の目に触れられる場所に飾らせていただきます。大災害の後、世界中の皆様から応援メッセージをいただきました。今、私たちは復興に向けて全力で取り組んでおります。このようなメッセージやサインをロンドンから届けて頂き、感謝致します。出演者さまのお気持ちは、県民の皆さまに必ず伝わると思います。また震災から4か月が経過し、県民の心にも少し余裕が出てき始めたところです。映画に触れて、元気が出てくることと思います。そして、この映画の成功もお祈りしております。」と感謝のコメントを残した。

 この応援幕は、東北被災地代表として宮城県・村井知事に贈呈され、その後、岩手県・福島県へリレー形式で繋いでいく予定だ。

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、7月15日(金)より全国ロードショー。

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