貴州省遵義市遵義県で4日、インターネットカフェで高校生のかばんを盗んだとして、男が警察に身柄を拘束された。高校生は大学受験を予定しており、携帯メールで「かばんの中の身分証明書がないと受験できない」と訴えた。男はかばんを指定の場所に置いて返したが、高校生らは「見つからない」などと再連絡し、探しに来た男を捕まえた。中国新聞社が報じた。

 かばんの中には携帯電話や身分証、その他の物品が入っていた。かばんを盗まれたことに気づいた高校生は、同級生の携帯電話を借り、自分の携帯電話に「私はもうすぐ大学を受験します。かばんの中にある身分証がどうしても必要です。お願いですから返してください」との文面を送信した。

 しばらくすると、「かばんは県公文書館の門のところに置いておく」との返信があった。公文書館に行くと、かばんは約束どおりに置いてあったが、高校生らは「犯罪者をそのままにしてよいのか。また盗みを繰り返すことになる」と考え、「かばんが見つからない。ここに来て一緒に探してほしい」と送信した。

 しばらくすると男が現場に現れたので、全員で捕まえて、警察に突き出したという。男は盗みの事実を全面的に認めた。警察は男の身柄を拘束して、取り調べを続けている。(編集担当:如月隼人)



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