「GQ」や「VOGUE(ヴォーグ)」を手がけるコンデナスト・ジャパンが6月10日に、世界で最も影響力のあるテクノロジー雑誌「WIRED(ワイアード)」の日本版を創刊する。1994年、同朋舎出版から創刊された日本語版「WIRED」だが1998年に全45号で休刊。今回新たにGQ増刊としてコンデナストジャパンが手がける「WIRED」日本版第1号を記念して6月3日、公式オンラインサイトをプレオープンした。

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 1993年に米国で創刊された「WIRED」は、現在全世界で毎月70万部を超える発行部数を誇っている世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア雑誌。1998年に「GQ」「VOGUE」などの発行元であるメディアコングロマリット「コンデナストグループ」の傘下となった後、2001年に「FREE」の著者として知られるChris Anderson(クリス・アンダーソン)を編集長として起用。サブカルチャーの枠を超えた時代を的確に射抜くジャーナリスティックかつコントラヴァーシャルな誌面は、世界中の起業家やビジネスマンなどのから高い評価を得ている。アメリカ版「WIRED」は2010年春、iPad発売に合わせ、iPad版「WIRED」アプリをいち早くリリース。アップルCEOのSteven Jobs(スティーブ・ジョブズ)からも「デジタルマガジンのスタンダードを作った」と称賛された。

 コンデナスト・ジャパンは、「GQ」の2011年7月号の増刊として日本語版「WIRED」のVOL.1を創刊。ローンチに先立ってオープンした特設サイトでは日本版刊行記念特別企画「WIRED大学 新・教養学部 必読図書50」のアンケートキャンペーンを実施。国内のファンの多くは特設サイトの立ち上がりで「WIRED」の復刊を知り、期待のコメントをTwitterなどで寄せていた。

 VOL.1では「WIRED大学 新・教養学部 必読図書50」の他、「クリス・アンダーソンが語る『未来はすでにここにある』」や「ぼくのiPhoneが17人を殺したのか?」「『SNS』という罠-プライバシーが消えていく」などを特集。また6月3日にプレオープンした創刊までのカウントダウンとともに、雑誌コンテンツの先行配信や、編集長Chris Andersonからの日本読者に向けたメッセージ動画を公開している。また創刊前日には「WIRED」ローンチ記念ライブストリーミングをDOMMUNE(ドミューン)を通じて実施する予定だ。

■WIRED
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