<なんともユニーク編>
チャーリーとチョコレート工場
ティム・バートン監督が、ロアルド・ダールの世界的ロングセラー児童書『チョコレート工場の秘密』を映画化したファンタジー・コメディ。原作が大好きだったジョニーは、シルクハットに杖・燕尾服・手袋を身に着け、子供じみた性格で時代遅れのフレーズを連発する変人ウィリー・ウォンカ役にトライ。テンションが高いだけではなく、シニカルで残酷なウォンカを見事に演じたジョニーには注目。ジョニーでなければ、このキャラクターに息を吹き込むことは出来なかったのではと思ってしまうほどだ。そして、アトラクションに乗っている気分になれるティム・バートンの世界を童心に返って楽しむのがおススメ。


アリス・イン・ワンダーランド
こちらもティム・バートン監督の作品で、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を元に、19歳に成長したアリスの新たな冒険を描くファンタジー大作。ユニークな衣装とメイクで、帽子屋・マッドハッター役にチャレンジ。能天気でクレイジーなだけではない、激怒したり悲しんだりくるくると変わる忙しいキャラクターをジョニーならではの名演で、見事に作り上げていて思わず笑ってしまう。登場してくる可愛い小動物や、カラフルな世界も楽しめるし、是非明るくコミカルなジョニーを楽しんでほしい。


パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニーランドの人気アトラクションである“カリブの海賊”を「ザ・リング」のゴア・ヴァービンスキー監督で映画化したアクション・アドベンチャー大作。ハチャメチャな一匹狼の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニーが、最初のシーンから笑わせてくれる。クールでありセクシーさも兼ね備えたスパロウは、ジョニーだからこそ確立できた、まさに当たり役とも言える愛すべきキャラ。なんといってもジョニー自身が、スパロウを楽しんで演じているのが伝わってくるがいい。ディズニーランドで遊びたいけどなかなか時間が取れないときにはイチオシだ。

 これだけ、多くの作品に登場しながらも毎回違ったキャラクターになりきれるジョニーの代表作ともいえる「パイレーツ・オブ・カリビアン」。その最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」が、20日から世界同時公開された。全世界同時公開に先がけ、全国5大都市で公開前夜上映会“待ちきれナイト”が開催され、本物そっくりのジャック・スパロウのコスプレをしたファンが大勢詰めかけた。中には、ジャックがかつて愛した女海賊アンジェリカになりきって来場するファンもいた。待ち切れずに前夜祭に来たファンからは、「ジャック・スパロウとアンジェリカのロマンスが気になります!」など興奮気味のコメントも。

 初の女海賊を演じるペネロペにも期待できる待望の最新作と合わせて、ジョニー・デップのユニークでクレイジーな世界に浸ってみるのはいかがだろうか。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』-映画詳細