東北太平洋沖地震チャリティマッチ、試合後のコメント。

●阿部勇樹
「本当に信じられなかったし、イングランドでもニュースも映像も流れていたので、信じたくないけど、その流れている映像を現実として受け取らなければならないという辛さが……次の日が試合だったのでなおさらきつかったですね。今回日本サッカー協会とJリーグが話をしてこの試合が行われると決まったので、本当に少しでもいいので被災地の人に元気を与えられるかと思ってみんな帰ってきたと思うので……。もちろんこの試合が早いとか遅いとか、やるべきかどうかとかいう話があったと思いますが、じっとして待つよりはやれることを1歩1歩やっていうというのが大事だと思います。こうやって被災地のことを気にしている人が一杯いるというのが今日来て試合をして感じ取れたので、ちょっとでもそういった思いが被災地の人に届けばいいと思っていました。……(大きなため息の後で吐き出すように)あのね、日本にいないからなおさらね、映像でしかわからないこの辛さが……きつかったです」

●栗原勇蔵
「今日の試合で少しでも勇気とか元気とか与えられたと思いますので、どうかこれからも頑張ってください」
――そこで持っているものはなんですか?
「CDです。倉木麻衣さんから選手みんなもらったんですよ。でも、他の人たちはみんな『○○さんへ』ってサインが書いてあるのに、僕がもらったCDだけ『栗原勇蔵』って呼び捨てでした(笑)。でも僕は呼び捨てにされても挫けず頑張ります」