10月23日(土・現地時間)に旗揚げ戦が行われたROAD FC。今大会で6試合の韓日対抗戦が行われ、花澤大介13がハン・スーファンに勝利したものの、他の日本勢は躍進韓国MMA界のファイターたちにことごとく敗れ去った。

日本勢一番手は、パラエストラ八王子の平山敬悟が第4試合に登場。香港のLFCで活躍したユ・ウソンと対戦。ユは試合開始早々、平山をテイクダウン。立ち上がろうとした平山をギロチンで捕え、秒殺一本勝ちした。

続く第5試合は、パンチに定評のあるSTANDの山澤勇紀が、柔術家ザン・ドックヨンのテイクダウン狙いを防御する展開が続く。決定的なシーンが見られないまま、試合は2Rへ突入しここでついに山澤がテイクダウンを許す。上を取り直した山澤だったが、ザンがガードから十字を極め、日本勢は2試合連続一本負けを喫してしまった。

続いてミドル級戦に登場した森川修二だったが、対戦相手ウィ・スンベのクリンチからヒザ蹴りを受け、寝技に移行するとバックサイドからのパウンド受け、亀の状態に。そのままパンチを受け続けた森川を見て、レフェリーが思わず試合をストップ。

これで日本勢は3連敗となってしまった。韓国の芸能人ファイターの試合を挟んで、花澤大介13が、ハン・スーファンを反対に秒殺するなど、ようやく一矢報いた日本勢、この勢いに乗りたいところで坂口道場の原昭仁が出場。TV番組出演で知名度の高いソ・ドウウォンに挑んだ。

このところ集中的に打撃の練習をこなしてきたソは、原とともに打撃戦を繰り広げる。ハイキックを2発放ったソは、ガードに甘さが残る原の隙を見逃さなかった。右ボディーから、直後に左ハイを蹴り上げると、これが見事に原の顔面を捉える。もんどりうって倒れた原の顔面に、ソは片膝をついた状態でパンチの連打を打ち込むと、防御が取れない原はTKO負けを宣せられた。

日本勢1勝4敗のなか、メインに岡澤弘太がケージに。対戦相手は元スプリットMCウェルター級王者ナム・イチョルだ。組みついてテイクダウンを狙った岡澤にカウンターの左ストレートを当てたナム。ダメージを受けながらも組み続けた岡澤に対し、ナムは首を切ると重いパンチを一発ずつ的確にヒットさせていく。ガードから三角を狙う岡澤にパウンドを連打したナムが、そのままTKO勝ちを手にし、韓日戦のトータル戦績は1勝5敗という形で日本の惨敗に終わった。
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