■ 第2戦
グループEの2戦目。初戦のカメルーン戦ではFW本田圭の決勝ゴールで1対0で勝利した日本代表は優勝候補の一角であるオランダ代表と対戦。オランダは初戦で2対0とデンマークに勝利している。この試合で勝ったチームはグループリーグ突破がほぼ確実となる。
注目された日本のスタメンはカメルーン戦と同じ。GK川島。DF駒野、闘莉王、中澤、長友。MF阿部、遠藤、長谷部、松井、大久保。FW本田圭。カメルーン戦でイエローカード受けていたMF阿部も先発で出場し、スタメンが噂されていたMF今野はベンチスタート。MF中村俊、FW森本らが出番をうかがう。
■ 0対1で惜敗
前半はオランダペースで進む。ほとんどオランダがボールを支配して、70%を超える支配率を誇るが、日本はしっかりと対応。決定機は作らせない。
前半25分を過ぎるとオランダに停滞感が出てくる。FWファン・ペルシーやFWファン・デル・ファールトにボールが入らなくなっていく。そして、前半35分を過ぎると、逆に日本ペースとなる。MF松井のミドルシュート、DF闘莉王のヘディングシュート、FW本田圭のフリーキックなど、シュート数では日本がリードする。結局、前半のボール支配率は69%対31%とオランダが圧倒したが、シュート数はオランダの3本に対して日本は5本。日本のシュート数が上回って前半を終えた。
後半の立ち上がりはオランダペースとなる。オランダのセットプレーが何度か続いた後、後半8分にペナルティエリア外からMFスナイデルが右足で強烈なミドルシュート。これが決まってオランダが先制する。
ビハインドの日本はMF松井、MF大久保、MF長谷部に代えて、MF中村俊、FW岡崎、FW玉田を投入。試合終了間際には前線に上がっていたDF闘莉王のヘディングでの落としからFW岡崎が決定機を迎えるがFW岡崎の左足のシュートは惜しくも枠を外れる。結局、0対1でオランダに敗戦。オランダは2連勝。日本は1勝1敗となって、第3戦のデンマーク戦でグループ突破をかける。
■ スナイデルの決勝ゴール
オランダにとっては思い通りにはならなかったが、MFスナイデルのミドルシュートで決勝ゴールをマーク。試合終盤にMFアフェライが2度の決定機を迎えたが、試合を通してオランダのチャンスはそれほど多くはなかった。ただ、いくつかのチャンスがあった日本に対して、一つのミドルシュートで決勝ゴールを奪ったオランダ。ワールドクラスの選手との個人の差がスコアに表れたといえる。
アヤックス時代のデビューした頃と比べても、MFスナイデルは本当にいい選手になったと思う。当時は、1つ上のFWファン・デル・ファールトの方がはるかに評価は高かったが、FWロッベンがいない今のオランダ代表チームでは主役である。日本にとっては警戒していたMFスナイデルに仕事をされた形になったが、アンカーのMF阿部のプレーも非常に良かった。ただ、ワールドクラスのMFスナイデルの技術が上回った。素晴らしいゴールだった。
■ スナイデル中心のチーム
デンマーク戦と日本戦の2試合を見た限りでは、オランダは本当によくMFスナイデルにボールが集まっている。MFスナイデルのポジショニングも上手くて、実にいやらしいところでボールを受けている。今大会はポゼッションサッカーをするチーム自体が少ないが、32チーム中の中でもこれだけ、1人の選手にパスが集まって攻撃をスタートさせるチームは、他には見当たらない。
期待されるFWファン・デル・ファールトとFWファン・ペルシーがイマイチであるのは気がかりであるが、イングランドやドイツ、スペインといった他の欧州勢が苦しむ中で、2連勝というのは今後の戦いを考えても大きい。FWロッベンが戻ってくれば別のチームになるのかもしれないが、今回のオランダは爆発力にかける。ただ、いいチームには仕上がっている。
グループEの2戦目。初戦のカメルーン戦ではFW本田圭の決勝ゴールで1対0で勝利した日本代表は優勝候補の一角であるオランダ代表と対戦。オランダは初戦で2対0とデンマークに勝利している。この試合で勝ったチームはグループリーグ突破がほぼ確実となる。
注目された日本のスタメンはカメルーン戦と同じ。GK川島。DF駒野、闘莉王、中澤、長友。MF阿部、遠藤、長谷部、松井、大久保。FW本田圭。カメルーン戦でイエローカード受けていたMF阿部も先発で出場し、スタメンが噂されていたMF今野はベンチスタート。MF中村俊、FW森本らが出番をうかがう。
■ 0対1で惜敗
前半はオランダペースで進む。ほとんどオランダがボールを支配して、70%を超える支配率を誇るが、日本はしっかりと対応。決定機は作らせない。
前半25分を過ぎるとオランダに停滞感が出てくる。FWファン・ペルシーやFWファン・デル・ファールトにボールが入らなくなっていく。そして、前半35分を過ぎると、逆に日本ペースとなる。MF松井のミドルシュート、DF闘莉王のヘディングシュート、FW本田圭のフリーキックなど、シュート数では日本がリードする。結局、前半のボール支配率は69%対31%とオランダが圧倒したが、シュート数はオランダの3本に対して日本は5本。日本のシュート数が上回って前半を終えた。
後半の立ち上がりはオランダペースとなる。オランダのセットプレーが何度か続いた後、後半8分にペナルティエリア外からMFスナイデルが右足で強烈なミドルシュート。これが決まってオランダが先制する。
ビハインドの日本はMF松井、MF大久保、MF長谷部に代えて、MF中村俊、FW岡崎、FW玉田を投入。試合終了間際には前線に上がっていたDF闘莉王のヘディングでの落としからFW岡崎が決定機を迎えるがFW岡崎の左足のシュートは惜しくも枠を外れる。結局、0対1でオランダに敗戦。オランダは2連勝。日本は1勝1敗となって、第3戦のデンマーク戦でグループ突破をかける。
■ スナイデルの決勝ゴール
オランダにとっては思い通りにはならなかったが、MFスナイデルのミドルシュートで決勝ゴールをマーク。試合終盤にMFアフェライが2度の決定機を迎えたが、試合を通してオランダのチャンスはそれほど多くはなかった。ただ、いくつかのチャンスがあった日本に対して、一つのミドルシュートで決勝ゴールを奪ったオランダ。ワールドクラスの選手との個人の差がスコアに表れたといえる。
アヤックス時代のデビューした頃と比べても、MFスナイデルは本当にいい選手になったと思う。当時は、1つ上のFWファン・デル・ファールトの方がはるかに評価は高かったが、FWロッベンがいない今のオランダ代表チームでは主役である。日本にとっては警戒していたMFスナイデルに仕事をされた形になったが、アンカーのMF阿部のプレーも非常に良かった。ただ、ワールドクラスのMFスナイデルの技術が上回った。素晴らしいゴールだった。
■ スナイデル中心のチーム
デンマーク戦と日本戦の2試合を見た限りでは、オランダは本当によくMFスナイデルにボールが集まっている。MFスナイデルのポジショニングも上手くて、実にいやらしいところでボールを受けている。今大会はポゼッションサッカーをするチーム自体が少ないが、32チーム中の中でもこれだけ、1人の選手にパスが集まって攻撃をスタートさせるチームは、他には見当たらない。
期待されるFWファン・デル・ファールトとFWファン・ペルシーがイマイチであるのは気がかりであるが、イングランドやドイツ、スペインといった他の欧州勢が苦しむ中で、2連勝というのは今後の戦いを考えても大きい。FWロッベンが戻ってくれば別のチームになるのかもしれないが、今回のオランダは爆発力にかける。ただ、いいチームには仕上がっている。
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