インド各地でこのところ、猛暑が続いている。西部のグジャラート州では過去1週間の平均気温が摂氏48.5度に達し、熱射病などで少なくとも100人が死亡。全国では300人程度が死亡したとみられる。中国国際在線が報じた。

 インドの大部分の地域では3月から、気温が異常に高い状態が続いている。5月になってからは大部分の都市で、平均気温が摂氏42度以上だ。

 熱射病などで、グジャラート州に近いマハーラーシュトラ州では92人、ラジャスタン州では34人が死亡した。その他、北部や中央部でも死者が出た。高温や湖などが干上がったことで、野生動物の大量死も発生しているという。

 インドでは高温と干ばつにより農業にも大きな影響が出ている。北部地域では、小麦の生産が平年と比べて35%程度減少するとみられている。(編集担当:如月隼人)



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