アーティストがレコーディングスタジオで創り上げたマスターテープに込められた想いを最大限に引き出すべく“木”の音響特性に着目し、その素材へのこだわりと先端テクノロジーの結集により、世界で初めて(※)“木”の振動板を採用し、誕生した密閉型インナーイヤーヘッドホン「HP-FX500」。発売以来、“木”ならではの臨場感豊かなサウンド再生力と、振動板とハウジングに“木”を採用した独自性で「HP-FX500」は高い評価を集め、密閉型インナーイヤーヘッドホンでの高音質リスニングの世界を広げることに成功した。
「HP-FX500」の登場から約2年、2010年2月10日に更なる進化を遂げた上位モデル「HA-FX700」が発売。これまで2回に渡り「HA-FX700」の誕生経緯と特性をレビューしてきたが、最終回となる今回は、シングル「I gotta-Summer Kiss-」がiTunesで2008年度年間1位のダウンロードを記録し、3月3日にはメジャー・ファースト・アルバムを発売するR&Bシンガーソングライター、EMI MARIAに「HA-FX700」が再現する音楽の表現力について、アーティスト視点から生の声を聞いた。
「HP-FX500」の登場から約2年、2010年2月10日に更なる進化を遂げた上位モデル「HA-FX700」が発売。これまで2回に渡り「HA-FX700」の誕生経緯と特性をレビューしてきたが、最終回となる今回は、シングル「I gotta-Summer Kiss-」がiTunesで2008年度年間1位のダウンロードを記録し、3月3日にはメジャー・ファースト・アルバムを発売するR&Bシンガーソングライター、EMI MARIAに「HA-FX700」が再現する音楽の表現力について、アーティスト視点から生の声を聞いた。
――EMI MARIAさんは普段インドアやアウトドアで、どのようにして音楽を聴いていますか?
EMI MARIA:外にいる時はいつも携帯音楽プレーヤーで聴いて、家にいる時は結構大きめのスピーカーで、音はそんなに出せないですけど。それか、パソコンで聴いているかですね。――インドアとアウトドアでは、どちらで音楽を聴くことが多いですか?
EMI MARIA:最近は移動時間に聴くことが多いので、外で聴く方が多いかもしれないですね。――ヘッドホンには、頭からかけるオーバーヘッドタイプや、今回のHA-FX700のようなインナーイヤータイプなどがありますが、普段はどのようなヘッドホンを使用していますか?
EMI MARIA:普段は、オーバーヘッドですね。――インナーイヤーと比較して、オーバーヘットは持ち歩く際に荷物になってしまったり、アウトドアで使用すると見た目にも目立つという声も聞きますが、EMI MARIAさんは、あまり気にはなりませんか?
EMI MARIA:そうですね。もう慣れましたけど、最初は人の目が嫌でしたね。主張が強すぎるというか。いい音で聴きたいから、どうしても大きいヘッドホンになってしまうんですけど。――ヘッドホンを選ぶ時、どんなことを気にされますか?
EMI MARIA:やっぱり、音が良いこと。HIP HOPとかR&Bが好きなので、低音がキレイに、心地良い感じで、しっかり出ているのがすごく好き。でも、そんなに耳障りにならないぐらいの微妙な感じ。音が広がって聴こえる感じとかが、すごく気になるかな。――色など、見た目のデザインはどんな物がお好きですか?
EMI MARIA:派手な色がいっぱい出ているじゃないですか?白とか、ショッキングピンクとか、黄緑とかも結構好きですけど、今使っているのは黒です(笑)。服に合わせやすいと言ったら、結局は黒になるんですよね。――今まで、インナーイヤーヘッドホンを使用されたことはありましたか?
EMI MARIA:今までずっとインナーイヤーヘッドホンは耳に合わなかったんです。いつも聴いている途中に取れたりして、それがもう面倒臭いので、オーバーヘッドの方がいいなと思って、ずっと使っていました。――これまでのインナーイヤーヘッドホンに対して、音の面で抱いていたイメージはありますか?
EMI MARIA:音が軽いイメージがすごくあって。そういう意味で、ずっと使わなかったかもしれないですね。――今回、実際にビクターのインナーイヤーヘッドホン「HA-FX700」を使用してみて如何でしたか?
EMI MARIA:今までインナーイヤーヘッドホンを付けてもすぐ外れていたのに、HA-FX700は外れないから、「なんで?」みたいな(笑)。――本体にシリコンイヤーピースと、低反発イヤーピースが計5サイズ用意されているので、男女問わず自分の耳穴の大きさに合わせて選べるんですよね。
EMI MARIA:しかも、付けていても全然気にならないんですよね。- 1/2
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