「インテル戦での僕のゴール? バイエルンともう一度戦えるのなら、喜んで取りかえるよ」。ユヴェントスMFクラウディオ・マルキージオは、ヨーロッパ最高の舞台で戦うチャンスをもう一度得られるなら、傑作と呼べるインテル戦での自らの素晴らしいゴールを諦める用意もあるようだ。

8日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節で、バイエルン・ミュンヘンに1−4と敗北を喫し、大会から姿を消すことになったユヴェントス。バイエルン戦の黒星は、直前のリーグ戦でインテルを下した成功を打ち消してしまい、いまやユーヴェはヨーロッパリーグのことを考えることとなった。だが、この目標も逃すわけにはいかない。マルキージオは再びカップ戦を戦う準備をしている。CLではないが、仕方がない…。

「僕らはバイエルン戦でとても苦しんだ。あまりに多くのカウンターと、あまりに多くのエリア外からのシュートを許してしまったんだ。彼らのプレーと、そのフィジカルの強さに苦しめられた。後半は肉体面と集中力が低下してしまった。前半をリードしたまま終われれば良かったんだけど」

「僕らは継続性を身につけなければいけない。何か勝つには、コンスタントでなければいけないんだ。ブーイングされたのも仕方がない。サポーターたちが怒っているのは当然だよ。でも、ブーイングは良いものじゃない。僕らをさらに気落ちさせてしまう」

「今回の敗退の原因? 批判する必要はある。僕も、僕自身に対してそうだ。ホームでのボルドー戦で、僕はシュートがバーに阻まれた。あれを決めていれば、勝ち点2が増えていたはずなんだ。それに、ボルドーとは敵地での試合も間違えた」

「それと、インテル戦で僕らは少しエネルギーを失ってしまい、おそらくはバイエルン戦で、あまりに気を逸らしたままピッチへ向かってしまったんだ。でも、試合を見下していた選手は一人もいなかった。グループリーグを突破したほかのイタリア勢との違い? ミランとインテルは苦しんだところもあった。でも、最後の試合を間違えなかったんだ。たぶん、彼らの方がより意欲を示し、もっと集中していたんだよ」

「フォーメーションは問題じゃない。開幕当初は中盤がひし形だった。それから変更もあったけど、ピッチの上では常に11人対11人なんだ。僕らはフォーメーションの文句を言ってはいけない。意味がないよ」

「バイエルン戦では無駄走りがあった。でもそれは、試合の結果としてなんだ。逆に、インテル戦ではたくさん走り、うまく走ることができた。もっときっちりと、正しいポジションで常にプレーできるようにならなければいけない」

「去年はレアル・マドリーを2度も下し、素晴らしいグループリーグだったけど、今年の僕らはさらに苦労した。今はヨーロッパリーグのことを考えよう。クオリティーもCLに比べてすごく低いってわけじゃないと思うし、まったく簡単な戦いじゃないだろうからね」