18日のアイルランド戦でW杯出場を決めたフランスの同点ゴールの前に、アシストしたアンリがボールに手でふれていたことがビデオで明らかになっている。

 フランス通信(AFP)によると、アイルランドのトラッパトーニ監督は、「もし主審がアンリに(触ったかと)質問していたら、アンリなら“はい”と答えていただろう。あれはハンドだった。我々は主審がためらって、アンリに目をやるのを見た。そこでアンリの考えを訊くべきだった」と語った。

 当のアンリも報道陣に「僕は審判じゃない」としながらも「ハンドはあった」と認めている。ただし、そのときの状況を振り返り、「トト(スキラチ)がヘディング争いに行って、僕はアイルランド選手2人の後ろにいた。ボールがバウンドして僕の手に当たった」と故意に手を使ったことは否定した。「もちろんプレーをつづけた。主審はハンドの笛を吹かなかったが、僕にハンドがなかった、と言うことはできない」と話している。