――「ちょうどいい」って、人によってイメージするものが違うし、実はすごく難しいことだと思うんですけど。

たむらぱん:ですよねー(笑)。でも、「ちょうどいいとこにいたい」と言いつつも、個人的には絶対に無いと思ってますけどね、個人的にはですよ。

――この後4月2日には渋谷クラブクアトロにてライブが控えていますが、今から考えていることはありますか?

たむらぱん:ちょうどデビュー1年ぐらいだし、最初に比べたら自分の成長というと変ですけど、個人的にはいい変化が出ればいいなというのはあります。一応タイトルが「しあわせにライブ」なので(笑)、いつも言ってると思うんですけど、来てくれた人が汗ダラダラで「楽しかったー」って帰るんじゃなくてもいいけど、「来て良かったね」みたいな所に落ち着くようにしたいというのはあるんですよね。

――「ブタベスト」発売から1年が経とうとしているので、そろそろセカンドアルバムも楽しみになってきますが。

たむらぱん:どーん!ずばりもう、それも録っちゃって。あとは今、どの曲を選ぶか?という所を。もう全部入れたいけど、入れたら聴くのに超長い、不快になるので(笑)。そういうことをやりつつも、自分の中ではもう更に次という感じなので。今年の秋くらいのことを描きながら、やっている感じではあるんですけど。

――どんなアルバムになりそうですか?

たむらぱん:私はやっぱり「ブタべスト」よりもいいと思っていて。変わったというんじゃなくて、更に磨きが掛かっているんじゃないかな?とは思うんですよね。だから、アレンジももっとこざかい感じというか(笑)。「ツーバスを入れたい!」みたいなヤツももうきっちり録りましたし。

――以前からずっと言ってますよね、北欧メタルとか。

たむらぱん:それもバッチリ入れておいたり、そういうのを前よりももっとさりげなく入れられるようになったり(笑)、アレンジとかの成長はいい意味であると思うし。歌詞も伝えたいことに関しては、しばらくはずっと変わらないだろうな、というのはあるので。

――音楽以外で、個人的にやってみたいことは?

たむらぱん:今年はSTUDIO4℃森本晃司の流れで、この間も一緒にご飯を食べていて、二人で勝手に盛り上がっていたんですけど。「じゃあ、今年は声優さんやるよ!」「やった方がいいよ!田村さん」とか言って、どっちもノリが軽いから(笑)。でも、そういうナレーションとか朗読とかやってみたいな、というのはありますね。

――すごく特徴のある声質なので、ナレーションはイメージが沸きますね。

たむらぱん:そうですかね?

――でも、声優はちょっとイメージが沸かないんですけど。

たむらぱん:「お仕置きよ!」とか言うんです(笑)。でも、去年はアニメに関わらせてもらったり、音楽ジャンル違いのShingo02さんとの物作りもあったので、今年も何か1個違うことを出来たらな、とは思ってますけどね。

――楽しみにしています。

たむらぱん:はい、是非!

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