今年4月に発表したデビューアルバム「ブタベスト」が各方面で絶賛される中、先月23日にファースト・シングル「ハレーション」を発表した、たむらぱん。世界最大のSNS、MySpaceを拠点に作詞・作曲・編曲からアートワークまでもを自ら手掛けるマルチアーティストの彼女が、10月11日より全国順次ロードショーされる“脳内麻薬(エンドルフィン)体感アニメーション”「Genius Party Beyond」(ジーニアス・パー ティ・ビヨンド)のエンディングテーマを担当することが決定した。

 5人のクリエイターが手掛けた「Genius Party Beyond」の監督の一人である森本晃司(「アニマトリックス」)が、MySpaceでたむらぱんの音楽に出会ったことから両者のコラボレーションが実現。エンディングテーマ「ゼロ」を歌うたむらぱんの浮遊感のある歌声は、「Genius Party Beyond」の持つ不思議な作品世界と見事にマッチし、「創造力は超越する。」という作品のコピーにふさわしいものとなっている。

 また森本晃司・監督による「次元爆弾」では、内面世界を疾走し始め、遂に次元の壁を突き抜ける主人公・シンと心を通わせる少女・クウ役で、作曲家・菅野よう子が声優に初挑戦。尚、昨年7月に公開された前作「Genius Party」では、二千花がエンディングテーマを担当している。

「Genius Party Beyond」作品概要
『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』『アニマトリックス』など、斬新な話題作を次々と放ってきたビジュアルクリエイティヴ集団・STUDIO4℃。彼らが“映像よ街に出よう”をテーマに挑んだ意欲的プロジェクトが、この『Genius Party』である。「制約=ゼロ」というコンセプトのもと、才能溢れる多彩な監督たちが短編アニメーションを競作。2007年に公開された第1弾では、7人の作家陣が無限のクリエイティヴィティを軽やかに披露した。そして2008年、いよいよ待望の第2弾がそのヴェールを脱ぐ。題して『Genius Party Beyond』。5人の作家たちによる5つの映像世界。前作で示された広大なアニメーションの表現領域から、さらに彼方(Beyond)へと突き抜ける鮮烈な傑作群がここに集結した。それらはまさに、アニメーションの歴史に新たなマイルストーンを打ち立てる珠玉のフィルムたち。その衝撃をスクリーンで目撃できる至福に震えてほしい。

#1 「GALA」 監督:前田真宏 / キャスト:高乃麗・江戸家小猫
#2 「MOONDRIVE」 監督:中澤一登 / キャスト:古田新太・高田聖子
#3 「わんわ」 監督:大平晋也 / キャスト:鈴木晶子・一条和矢
#4 「陶人キット」 監督:田中達之 / キャスト:佐野史郎・水原薫
#5 「次元爆弾」 監督:森本晃司 / キャスト:菅野よう子・小林顕作

音楽:伊福部昭・WARSAW VILLAGE BAND・野崎美波・JUNO REACTOR サントラ:JVCエンタテインメント
エンディング・テーマ 「ゼロ」 たむらぱん (コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社)
2008年米ケネディセンター主催「ジャパン・フェスティバル」ワールドプレミア上映作品
アニメーション制作:STUDIO4℃ / 製作・配給:Beyond C. / (R)Genius Party Beyond

たむらぱん菅野よう子二千花 - アーティスト情報
GENIUS PARTY OFFICIAL WEB SITE

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