[画像] インタビュー:石田裕子「好きになったら一筋に」

 インナーウェアメーカーとしては唯一のイメージガールとして、1993年の誕生から今年で16代目となる「2008 トリンプ・イメージガール」に選ばれた石田裕子。今年3月にはシングル「Missin' U」でデビューを果たした彼女が7月30日、トリンプ「天使のブラ〜スリムの運命」テレビCFソングとして大量オンエア中のセカンドシングル「Changes」を発表した。

――プロフィールを見ると、趣味・特技にピアノと書かれていますが、いつ頃からやられていたんですか?

石田裕子(以降、石田):幼稚園の途中ぐらいから始めて、中学3年ぐらいまでずっとやっていました。でも、大きい教室に通ってとかではなく、個人で教えてもらっていたので、本格的にプロを目指すというよりは、趣味の延長でやっていたような感じです。

――2002年に「ミスマガジン」読者特別賞とありますが、以前から芸能界への憧れはあったのでしょうか?

石田:ありましたね。小学6年生くらいに、安室奈美恵さんやSPEEDさんがすごく流行っていたんですね。それで、テレビでライブとか歌番組を見ていて、憧れるようになって、そこからですね。

――芸能界でのタレント活動と、音楽業界でのアーティスト活動はまたちょっと違うと思いますが、タレントとアーティストではよりどちらになりたかったんですか?

石田:歌手ですね!やっぱり、歌って踊ることにすごく憧れていまして。だからといって、すぐにダンスレッスンやボイストレーニングを始めたとかではなく、見よう見まねで。カラオケで歌ったり、振りを自分で覚えて友達同士で練習してみたり、そういう所からの始まりだったんですけどね。

――そういう憧れの存在に近付くための手段として、「ミスマガジン」などに応募された感じですか?

石田:そうですね。初めは、歌の世界に入りたかったんですけど、それと同時にモデルにもすごく興味があって。ファッション誌はもう小学生ぐらいから買っていたので、モデル事務所のオーディションとかにも応募したりしていました。でも、最初モデル事務所には全然通らなくて(笑)。

――「2008年トリンプ・イメージガール」に選ばれて、今年3月にシングル「Missin’U」でデビューされましたが、デビュー前にボイストレーニングやダンスレッスンはしましたか?

石田:いや!当時はやっていなかったですね。デビューする前に何か積み重ねていたとかもなく(笑)。もちろん自分ではやっていましたよ!家で、小さいお鍋にタオルを詰め込んで「アァー!」って発声練習をしてみたり。「ボイストレーニングにいく前に、まずは自分なりの練習の仕方でやってみた方がいいんじゃない?」というアドバイスをもらったので、自己練習に励んでいましたね。ダンスレッスンは最近、ちょくちょく行っていますけど(笑)。

――今回の「Changes」が2作目のシングルとなりますが、レコーディング作業などで、1作目と比べて自身の成長を感じる部分はありましたか?

石田:あまり力まなくなりましたね(笑)。やっぱり、初めての時はすごく緊張していたので。今までは歌の練習も兼ねて他のアーティストさんの仮歌を歌わせて頂いたりしていたので、歌うこと自体は大丈夫だったんですけど。いざブースに入って自分の曲を、「これがCDになる」とか色々と構え過ぎちゃって、すごく力んでいたんですよね(笑)。でも2回目はそんなに考えずに、いい意味でリラックスして歌に集中することが出来ました。

――普段から緊張する方ですか?

石田:とっても緊張しますね。

――勝手なイメージですが、結構ドーンと構えてそうな…。

石田:いえいえ。「全然、大丈夫そう」とか、よく言われるんですけどね、もう本人は相当テンパってますから(笑)。

――自己分析すると、自分はどんなタイプだと思いますか?

石田:性格がサバサバしているので、男の子も女の子も関係無く仲良しになれますかね。ただ結構、人見知りするんですよね、意外に(笑)。あまり外見ではそう見られないんですけど…。

――周りからは何と言われることが多いですか?

石田:「すごく几帳面」と言われますかね。

――血液型は、B型ですよね。

石田:はい(笑)。全然B型なんですけど、すごくA型っぽいというか。完璧さとかじゃないですけど、きちんとしていそうなといいますか(笑)。

――細かい所は細かいけど…。

石田:ゆるい所はゆるいです(笑)。変な所にこだわったりもしますし(笑)。

――憧れる存在として安室奈美恵さんなどがありつつ、自分としては、こういう歌を歌いたいとか、こういう歌手になりたいというイメージはありましたか?

石田:元々R&Bが好きだったので、やはりR&Bを歌いたいというのがあって。馴染みやすいR&Bからものすごく低音が効いたR&Bまで、幅広く色々なサウンドを歌っていきたいなぁと思っています。クリスティーヌ・ミリアンが大好きで、ああいうちょっと小悪魔的じゃないですけど、女の子から見てもカワイくてセクシーで、カッコイイ!そういうスタイルのアーティストを目指して、行きたいと思っています。

――前回は作詞に挑戦されたそうですが、今回は何か挑戦したことはありますか?

石田:今回のミュージックビデオは、前回とイメージがガラっと変わって。

――ご自身でアイディアを出されたり?

石田:そうですね。衣装とかも、「こっちより、こういうのがいい!」とか。アイディアを出し合いながら作りましたね。

――そういう制作作業を重ねていく中で、表現欲が強くなってきているのかもしれませんね。

石田:そうですね!簡単に言えば多分、自分の好き嫌いになっちゃうと思うんですけど(笑)。「この衣装は自分のタイプで、こっちはタイプじゃないから」とか。でも、それってすごく大事なことだと思うんですね。好きな衣装を着たら、やはりテンションも上がりますしね。そういう意味では今回すごく色々と出来て楽しかったですね!

――いわゆるイメージとして“アーティスト”のような存在と、自分との間にはまだギャップを感じたりしていますか?

石田:まだ、あると思いますね(笑)。

――プライベートの自分と、音楽の仕事をする時とで、意識的な違いはありますか?

石田:自然に意識しているとは思うんですけど、そこまで考えてはいないですね。デビューした当初は、“アーティスト石田裕子として”という意識を常に持っておこうと思っていたんですけどね、逆にそれを意識しすぎても、自分の想いや考えていることを素直に出せないと思ったので。それだったら、もう素の石田裕子でいる方がいいんじゃないかな?と思って。

――今回の「Changes」というタイトルを自分に置き換えてみると、変わりたくない部分と、逆に変わりたい部分というのはありますか?

石田:性格は今のまま変わらずにいきたいと思っています(笑)。ただ、仕事に対しては結構マイナス思考だったりするので、もっとプラス思考に変えて行きたいと思っていますね。

――上下の波が激しいのか、割と常に落ちちゃうのか、どんな感じですか?

石田:波が激しいんですかね(笑)。なので、常にテンションを維持できたらいいなとか思います。

――そういう時に、自分の中での解決策はもっていますか?

石田:自分ではっきりとは分かっていないんですけど、テンションが落ちちゃった時は好きな曲を聴きながら、甘い物とか好きな食べ物を沢山食べたり(笑)。あまり考え過ぎないようにするために、好きなものをうまく取り入れようとしているみたいですね。

――部屋の洋服やインテリアを見渡した時に、自分の好みの傾向を感じることはありますか?

石田:シンプルですね!

――好きな色は?

石田:白と黒とか。シンプルな色ですね。家具は白と茶色で統一してますけど。

――男らしいですね!

石田:えぇー!そうなんですかね?(笑)。でも、友達の部屋とかを見ると、ピンクとか黄色とかがあるんですよね。でも私だったら、家に帰った時に落ち着かないかも…とか、寝れるのかな?と思っちゃうんですよね(笑)。

――今回のジャケットではカラフルな服を着ていますが、衣装と私服とではまた違いますか?

石田:違いますかね。衣装だからこそ、普段着ないようなテイストを着たいと思うんですよね。

――新たな自分が。

石田:そうですね。毎回、色々な撮影で「こういう服も似合うのかな?」とか「こういう服も着られるのかな?」とか「こういう髪型もOKなんだ!」とか、新しい自分を発見できる感じですね。

――2曲目の「darling♡」は、自分のキャラクターと近いですか?

石田:…そうですね、意外に(笑)。あまりそうは見られないんですけど、例えば「好きな人と二人でいても、甘えたりしなさそう。すごくサバサバしてそう」って言われるんですけど、全然そんなことなくて。もうすごく追いかけたいし、好きになったら一筋になっちゃうんです。

――待つよりは、自分から追いかけたいタイプですか?

石田:いや!待つのも可能です。全然待てます(笑)。

――駆け引きを楽しむ感じなんですかね?

石田:自分では駆け引きとか思っていないんですけど、「待っていて」って言われたら全然待てます。

――尽くすタイプですねー。

石田:(笑)完全に尽くしますね。

――好きなタイプは?

石田:一緒にいて自然に振る舞える人がいいですかね。

――自分に似てるタイプの方がいいんですかね?

石田:そうですね。ペースが似ていたり、波長が合う人が好きですかね。あとは決断力があって頼りがいがある人が好きですかね。

――アーティスト活動や2008年トリンプ・イメージガール、タレント活動というお仕事のために、自分の体に対して気を付けていることはありますか?

石田:常に体脂肪率と体重は、一定の幅をキープできるよう努力しています。後はのどを痛めないようにレコーディングの時はハチミツレモンを飲んだりしています。

――何か調整する方法はあるんですか?

石田:運動したりですかね。過激な運動じゃなくて、家の周りを少しだけ走ったり、食事のバランスを考えたりする程度です。

――料理はしますか?

石田:します。それも「意外!」とか「全然しなさそう」とか言われるんですけどね。意外に煮物とかも作れるんです(笑)。

――音楽やファッション以外で、趣味はありますか?

石田:今はスポーツ。特にゴルフに興味がありますかね。

――熱しやすく冷めやすい?

石田:そうですね(笑)。

――インドア派か、アウトドア派かで言えば?

石田:どちらかと言うと、アウトドア派ですね。

――買い物とかするのが好きですか?

石田:好きですね。休みの日はとりあえず外に出て。私は結構一人でも外出するので。朝から外に出て、一人でランチしてみたいな。

――旅行は好きですか?

石田:好きなんですけど…。今まで何回か海外に行ったことがあるんですけどね、全部仕事で。遊びで行ったことは一度もないんです。

――行ってみたい場所は?

石田:夏と海が好きなので、南国がいいですね!

――もうすぐ25歳になられますが、どんな女性でありたいですか?

石田:10代の頃、24〜5の女性ってすごく大人で、キャリアウーマンみたいなイメージがあって。ビシっとスーツを着て、仕事が出来て、彼氏もお金持ちみたいな。勝手にそういうイメージがあったんですけど、自分がいざ、もうすぐ25歳になるという所で見た時に、全然。自分が思っていたイメージと違うんだなと(笑)。

――今後、こんな曲を歌ってみたいとかありますか?

石田:次は、やっぱりアップなダンス曲にトライしてみたいですね。

――ダンスレッスンも通い始めたことだし、歌って踊る感じですか?

石田:歌って踊りたいですね。でも!自分がダンスレッスンに通い始めて、歌って踊ることがどれだけ大変なのかをすごく実感して。踊るだけでも、歌っているだけでも結構息が切れたりするんですけど、だからそれを両立している安室奈美恵さんとか倖田來未さんとか本当にすごいなぁと思って。改めて尊敬しています。

――今後の課題の一つとして、ライブというのはありますか?

石田:そうですね。もっとライブを増やしていきたいと思っています!

石田裕子 - アーティスト情報