青少年インターネット規制法案に賛成27%、反対73%
 livedoor 世論調査では「青少年インターネット規制法案に賛成ですか、反対ですか?
」というテーマで世論調査を行いました。

 その結果27%の人が賛成、73%の人が反対という回答とユーザーから厳しい意見が飛び出す結果になりました。

日本のネットは完全に死ぬ? : 今回の調査の背景

 政府の青少年インターネット規制法案に対し、インターネット業界から反対の声があがっています。
 自民党や民主党がすすめている未成年者を保護する目的でのインターネット規制法案にマイクロソフトやヤフー、楽天などが共同で反対を表明しています。
 今回の法案は、未成年をポルノや暴力などの有害情報が表示されているサイトから守るため、政府が「有害情報」を定義してISPなどに閲覧防止措置(フィルタリング)を義務化するというものです。
 ここで問題にされているのが、どこまでが有害情報(サイト)とされるのかという定義の難しさと、実際に閲覧防止を行うフィルタリング機能の弊害です。
 フィルタリングは一定の基準で機械的に有害情報を選別するため、本来有害でないサイトや有害サイトに注意を促すサイトなども有害情報として閲覧防止になるおそれがあるといわれています。また、悪意ある行為によって、有害でないサイトに有害なキーワードや有害表現を記載して、有害サイトに選別させるといった業務妨害行為も懸念されています。

コメントでの意見
投票された人の意見をみてみましょう。
コメントを読む

青少年インターネット規制法案に反対派の意見
 まずは73%を占めた規制法案に反対という人の意見を見てみましょう。
「そのフィルターの定義ってのは何処の誰が決めるんだ?」、「迂闊に規制を許してしまうと、いろいろな自由にも制限が加わることになります」、「仮に規制されたとして、規制→抜け道のイタチごっこが始まるのは目に見えている。」、「法律で規制する前にインターネットも親からの教育が重要視されるべき。」、「規制されればネット全体の危機につながる」、「インターネット規制は中国で行われている情報検閲と変わりません。」といった意見が寄せられました。

青少年インターネット規制法案に賛成派の意見
 一方で残りの27%を占めた規制法案に賛成という人の意見では「平気で人間を貶める輩を取り締まるべきであるというのも確かだ」、「あまりにも「何でもあり」過ぎて、言葉の暴力や不秩序な倫理、等による問題に対して規制が必要」、「精神的な面での発育に悪い影響があると聞いたことがあります」、「雑誌や映画でも年齢制限があるように、躾として子供が見ていいもの、悪いもの、当然大人が判断しているものです。」、「別に見る必要の無いものがたくさんあふれてるし」、「ネットには免許制度を敷いて、未成年者には一切ネットをさせない。これが一番なのではないか」といった意見が寄せられました。

総括 : 反対が多数を占めたが…
 今回投稿された意見では、青少年インターネット規制法案に反対という人が圧倒的な多数を占めました。ネット環境が悪化していると感じるが、それはネットではなく使う人の問題であるという意見が多く寄せられました。こうしたコメントの背景には、規制より先に社会や親が教育をして子どもに理解させたりすることが重要ではないかという思いがあるようです。
 
 また実際の規制方法として想定されているフィルタリングの基準をどう決めるのか?、規制と抜け道のイタチごっこになってしまうのでは? といった実行への準備不足や方法を懸念する意見も寄せられています。

 今やほとんどの人が毎日利用するインターネットだけに、青少年はもちろんすべての人が今一度、良いところや悪いところを真剣に考え、どう利用することが理想的なのかを常に意識していくことが大切になってきているようです。

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