■2人の兄弟にNDSが1台
龍李「おや、どうしたんだい大介くん? ご機嫌じゃないか」大介「あっ李さん、聞いてよ。ようやく買ってもらえたんだ!!」
龍李「その喜びようから察するに『ジャガー』(※1)だネ!? 64Bitのスゴいヤツ!」
大介「違うよ『ニンテンドーDS』(以下NDS)とパソコンだよ。つうか『ジャガー』って何?」
龍李「『ジャガー』は、さておき念願のNDSゲットじゃないか。ヤッタね」
大介「嬉しいは嬉しいんだけど、問題もあるんだ。ウチ、弟がいるんだけど、2台買ってもらえなかったんだ」
龍李「そこで、またGBAをパワーアップしたいと?」
大介「GBAは前回のでもう十分だよ。話を戻すけど、NDSが1台しかないから弟と交代で遊ばないといけないんだ」
龍李「まぁ、ありがちな話ね。そこで、代わりにPC-FX(※2)が欲しいと?」
大介「それがなんだかは知らないけど、おそらくは代わりにならないでしょ。1台をふたりで使うのは、かろうじて我慢できるんだけど、ゲームによってはセーブ数が足りなくてケンカになるんだ」
龍李「そこで、本場中国のカンフーを教えてほしいと? アチョ、ワチャ、ブチュッと」
大介「いやそれじゃ、根本的な解決にならないから。李さん、何かいい方法ないかな?」
龍李「よしきた。今回もステキなアイテムをブチュッと紹介しちゃうぞ」
※1 ジャガー
『NINTENDO64』よりも3年も前の1993年に発売された64Bit級のアタリ製ゲームマシン。64Bit級というハイスペックでありながら、総売上数25万台という超マイナーマシン。ちなみに、アタリは『ジャガー』を最後にハードウエア事業から撤退した。
※2 PC-FX
プレイステーションやセガサターンと同時期に発売されたNEC製の32Bitゲーム機。3D機能を備えない代わりに2D描写に特化させたという戦略は、見事、マニアのみにクリーンヒット。売上数約40万台というマイナーマシンに。
【注意】
本記事内で使用する怪しげな周辺機器はすべてメーカーの保証対象外です。これらの機器を使用してゲーム機本体などが破損してもメーカー保証を受けることはできません。試したい場合はすべて自己責任でお願い致します。
■NDSのセーブデータをパソコンへバックアップ
龍李「セーブデータの悩みを解決したいならコレ『NDS Adaptor』がオススメだ。コイツにNDSのゲームカートリッジを差し込んでパソコンに接続すると、セーブデータを読み込むことができるんだ」大介「読み込んだセーブデータはどうなるの?」
龍李「パソコン上で管理できるよ。読み込んだセーブデータの複製や、ゲームカートリッジへの書き込みも思いのままだ。ひとつしかゲームデータをセーブできないカートリッジでも、『NDS Adaptor』を使えばふたりで遊ぶことができるぞ」
大介「スゴイね。ゲーム進行の分岐前データを保存しておくなんて使い方も……」
龍李「当然、OKだ。兄弟や友達にカートリッジのセーブデータを消されても、パソコンにバックアップさえあれば安心ネ」
大介「うーん、まさにうってつけのアイテムなんだけど、弟はパソコン使えないんだよなぁ。もう少し、お手軽なのないかなぁ?」
龍李「確かに、ゲームを遊び終わるたびに、パソコンにデータを逃がすのは手間といえば手間だね」
写真:コレが『NDS Adaptor』。お値段1,000〜2,000円ほど。
写真:非常に見たまんまのアイテム。NDSのゲームをセットしてパソコンに接続するだけ。
次のページでは、人気の定番裏アイテムマジコンと、パソコンでNDSゲームをプレイする話だ。
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