PCの操作といえば、多くの人がマウスやタッチパッドを使って操作し、キーボードを使って文字入力していることだろう。通常では特に問題も感じたことのない操作だが、作業が多い場合や作業時間が少ない場合など、マウス操作とキーボードの操作を行ったり来たりするのにイライラしたりする経験はないだろうか?

マウス操作とキーボード操作を行ったり来たりするのは、案外面倒なうえ、時間もロスしている。PCの操作になれてくると、この行ったり来たりする操作が実にまどろっこしいものだ。もっと素早く作業できたらと……。

そんな煩わしい操作を、とても楽にしてくれるのが"ショートカット"だ。今まで、マウス操作で行っていた操作をキーボードだけで行えるからだ。また、ショートカットはダイレクトに目的の機能を実行できるので、マウス操作で行っていたようなクリックしてメニューを表示、次に機能選択といった段階を踏んで行う操作の手間が省けるのだ。

■知っ得 No.0011 ショートカットを使ってキーボードから楽々操作


普段マウスで行っていた操作が、キーボードだけで操作できるのがショートカット。複数のキー組み合わせでWindowsでの主要な操作を実行することができる。よく使う操作のショートカットを覚えておけば、PCの作業は驚くほどスムーズに行えるのだ。

また、マウスを使わずキーボードだけでPC操作している人は、なんだか「できるひと」に見えたりする。ショートカットを使いこなせば、思わぬ副産物も得られるというわけだ。

下記には、通常の操作の中で使用頻度の高いショートカットをまとめてみた。自分がよく使う操作のショートカットキーがあったら、ぜひ覚えて活用してみよう。

●一般的なショートカット
[Ctrl] + [C] キーコピー[Ctrl] + [X] キー切り取り[Ctrl] + [V] キー貼り付け[Ctrl] + [Z] キー元に戻す[Shift] + [Del] キー選択したファイルを、ごみ箱に移動せずに完全に削除[Ctrl] + [Shift] キーを押しながらアイコンをドラッグ選択した項目へのショートカットを作成[Ctrl] + [→]キーカーソルを次の単語の先頭に移動[Ctrl] + [←]キーカーソルを前の単語の先頭に移動[Ctrl] + [↓]キーカーソルを次の段落の先頭に移動[Ctrl] + [↑]キーカーソルを前の段落の先頭に移動[Shift] + 方向キーウィンドウまたはデスクトップの複数の項目を選択する、または文書内のテキストを選択[Ctrl] + [A] キーすべてを選択[Alt] + [Enter] キー選択したファイルのプロパティを表示[Alt] + [F4] キー使用中の項目を閉じる、または作業中のプログラムを終了[Alt] + [Space] キー作業中のウィンドウのショートカット メニューを開く[Ctrl] + [F4] キー複数の文書を同時に開くことができるプログラムで、作業中の文書を閉じる[Alt] + [Tab] キー開いている項目を切り替える[Alt] + [Esc] キー項目を開いた順に切り替える[Alt] + [Space] キー作業中のウィンドウのシステム メニューを開く[Alt] + メニュー内の下線付きの文字キー対応するメニューを表示する CD-ROM を挿入するときに [Shift] キーを押すCD-ROMの挿入時に自動再生されないようにする
次のページでは、ダイアログ ボックスで利用できるのショートカットと、Microsoft Internet Explorer で利用できるショートカットを紹介する。