南アフリカ政府は15日、同国北東部の鉱山で違法な採掘者を取り締まるため、警察と軍が「封鎖作戦」を続けていると発表した。地元メディア「ニュース24」によると、鉱山内には約4500人の採掘者がいるとみられ、数カ月にわたり地下に閉じ込められているという。
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南アでは、閉鎖された廃鉱に近隣国から移民が集まり、違法に採掘をしていることが問題になっている。政府は、違法に掘り出された金などの鉱物が犯罪組織の資金源になっているなどとして取り締まってきた。政府によると、これまで1千人以上を違法採掘の疑いで逮捕したという。
政府は兵糧攻めで「(違法採掘者を)あぶり出す」として、11月に入ってから坑道の封鎖を強化。地元報道によると、水や食料の供給がほとんど断たれた状態となっている。14日には坑道から4人が救助され、腐敗した1人の遺体が見つかった。地元の住民は、救助された人たちが歯磨き粉を食べて生き延びていたと説明したという。