ドイツメディア『Sky Sports』が15日、ローマ所属の元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスは、出場機会が少ない状況に改善が見られない場合、冬に移籍する可能性があると報じた。
現在35歳のフンメルスはバイエルンのアカデミー育ちで、2007年5月にトップチームデビューを飾った。しかし、以降は定位置を掴むことができず、2008年1月にドルトムントへレンタル移籍。シーズン終了後には完全移籍へ切り替わった。
ドルトムントでは即座にセンターバックの定位置を確保。完全移籍初年度の2008−09シーズンは負傷に苦しんだものの、復帰後は最終ラインを支え、2010−11シーズンと2011−12シーズンのブンデスリーガ連覇に貢献。2011−12シーズンはDFBポカールとの2冠も達成した。
2016年夏には完全移籍でバイエルンへ帰還。主力としてブンデスリーガ3連覇や2018−19シーズンのブンデスリーガ制覇を成し遂げ、2019年夏にドルトムントへ復帰する。2度目のドルトムント在籍時には2020−21シーズンのDFBポカール制覇や昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準優勝などを経験。更に、ドイツ代表としても78試合に出場し、5ゴール7アシストを記録する活躍を見せた。
そんなフンメルスは今季からローマに活躍の場を移したものの、同選手の獲得を希望したダニエレ・デ・ロッシ監督は今季開幕から4試合で3分1敗と低調なスタートを切ったことで9月に解任。そして、ローマのレジェンドの後任となったクロアチア人指揮官イヴァン・ユリッチ監督もわずか53日でクラブを去った。このような状況下で、フンメルスのローマでの公式戦の出場はわずか23分間にとどまっている。
ローマは14日に今季3人目の監督としてイタリア人指揮官クラウディオ・ラニエリ氏が監督に就任。同監督は「なぜフンメルスはプレーできないのか?どうすればそんなことが可能なのか?」とフンメルスの試合出場が少ない状況に驚いているという。
フンメルスはローマとの契約を2025年6月まで残すが、出場機会が少ない状況に改善が見られない場合、今冬でのローマ退団を検討するという。フンメルス自身はトップレベルでサッカーを続けたいと考えているが、納得のいくオファーが無い場合などはキャリアに終止符を打つことも検討しており、ローマの首脳陣にもそのことを伝えていると同メディアは説明している。
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