防府競輪のF1戦が、16日に開幕する。
100期デビューからケレン味のない自力勝負を貫いてきた木村弘(32=青森)が、4日制の前回平塚F1決勝で西田優大(広島)の逃げを4番手2角から鮮やかに捲って快勝。デビュー13年目にしてS級初Vを達成した。持ち点も104.53と急上昇だ。
「平塚決勝はサラ脚で4番手を回れたのが勝因」
弾みをつけた木村が今シリーズは北日本勢浮沈のカギを握る機動力型として注目される。
「状態は変わらず悪くない。新山(将史)さんに迷惑をかけないよう積極的に駆ける」
予選10Rに登場する木村が長い距離をもがき、見せ場をつくる。