藤懸貴志騎手がプロキオンステークス(3歳上・GIII・ダート1400m)のケイアイターコイズ(牡7、栗東・新谷功一厩舎)で2年ぶりの重賞制覇を目指す。
藤懸騎手はデビュー13年目の30歳。キャリアハイは2年目の16勝だが、今年は既に8勝を挙げている。しかも8勝中6勝が5番人気以下の伏兵。単勝回収率が162%もあるので、穴党にとっては実に頼もしい存在と言える。
ケイアイターコイズとは20年10月の2勝クラス(4着)以来、2年9カ月ぶりのコンビとなる。この間、藤懸騎手は21年マーメイドSをシャムロックヒルで制し、重賞ジョッキーの仲間入りを果たした。また、ケイアイターコイズも喉を手術した効果で、別馬のような成長を遂げている。それぞれに一皮むけた人馬が再タッグでどんな輝きを放つのか、ぜひとも注目してほしい。