日本代表は11月15日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第5節で、インドネシア代表と敵地ジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで対戦する。
9月から始まった今予選で、森保ジャパンはここまで3勝1分け。C組の首位を独走している。
一方、韓国人のシン・テヨン監督が率いるインドネシアは3分け1敗とまだ未勝利ながら、強豪のサウジアラビアとオーストラリアに引き分けるなど侮れない。同国の記者に直接確認したところ、オランダ系の帰化選手は14人おり、戦力を強化している。
この注目の一戦に向けて、森保一監督はどんなスタメンを組むのか。予想してみたい。
【画像】インドネシア&中国戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
フォーメーションは今予選の全4試合で採用した攻撃的な3−4−2−1を継続するだろう。森保監督も選手も手ごたえを感じているなかで、変更する理由はない。
まずGKは、引き続き鈴木彩艶(パルマ)が担う。前節のオーストラリア戦で連続無失点は途絶えたものの、ここまで4試合でオウンゴールでの1失点のみ。22歳の若き守護神は落ち着いてプレーできている。
注目は3バックだ。ここまで4試合は右から板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)というトリオだったなか、中央を担ってきた谷口が重傷のために不参加となった。板倉が真ん中に入るのはほぼ間違いないが、右CBは迷った。
橋岡大樹(ルートン)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、高井幸大(川崎フロンターレ)、そして谷口に代わって追加招集となった関根大輝(柏レイソル)らが候補となるが、森保ジャパンでの実績や経験、ポジションの適正を考えて、橋岡を起用すると予想した。
ダブルボランチは、前節に体調不良で欠場したキャプテンの遠藤航(リバプール)と好調の守田英正(スポルティング)になるだろう。クラブで躍動する田中碧(リーズ)が控えているのも心強い。
ウイングバックの右は、ここまで4戦は堂安律(フライブルク)が先発し、途中から伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)を投入するパターンとなっている。伊東ももちろん先発に値する選手だが、先週の金曜日に試合を終えて、休養十分という状況を考えても堂安がスターターを担うはずだ。
ウイングバックの左は、再び三笘薫(ブライトン)が務める。オーストラリア戦ではその7番をシャドーに移して、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)を左ウイングバックに投入する“同時起用”が奏功したが、最初から用いる可能性は低いと見る。
2シャドーの一枚は、ここまで全試合でスタメンを張っている南野拓実(モナコ)で決まりか。中国戦とオーストラリア戦では久保建英(レアル・ソシエダ)、バーレーン戦とサウジアラビア戦では鎌田大地(クリスタル・パレス)が起用されたもう一枚は後者と予測した。
前者はバルセロナとのビッグマッチを日曜の夜に終えており、合流も12日と最も遅かった。コンディションを考えて、次の中国戦のスタメンに回すと読んだ。
全4試合に先発出場してきた上田綺世(フェイエノールト)を故障で欠く1トップは、今予選で途中出場ながら2ゴールを挙げている小川航基(NEC)が満を持して先発を担う。クラブでも直近3試合で5得点と絶好調だ。
1年ぶりに招集された古橋亨梧(セルティック)は、切り札としてベンチに控えると予測した。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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