プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、今夏に加入したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーのレンタル移籍を検討しているようだ。12日、イタリア紙『トゥット・スポルト』やイギリス紙『デイリー・メール』などが伝えている。
現在23歳のザークツィーは2018年にフェイエノールトのユースチームからバイエルンの下部組織に入団し、翌年12月にトップチームデビュー。パルマとアンデルレヒトへのレンタル移籍を経験すると、2022年8月に完全移籍でボローニャに加入した。1年目は負傷もあり公式戦21試合出場2ゴール2アシストにとどまったものの、2年目となる昨シーズンはイタリアの地で躍動。公式戦37試合出場12ゴール6アシストの成績を記録し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。
ボローニャでの活躍により、今夏に完全移籍でマンチェスター・ユナイテッドへと加わったザークツィー。4000万ユーロ(約66億円)の契約解除金が設けられていた同選手だったが、マンチェスター・ユナイテッドは250万ユーロ(約4億円)を増額することで一括での支払いを回避することに。最終的には移籍金4250万ユーロ(約70億円)を3年間の分割払いにする形でオランダ代表ストライカーと5年契約を締結していた。
しかし、デビュー戦となったプレミアリーグ開幕節のフルアム戦で得点を挙げたものの、以降は公式戦16試合に出場しながらノーゴール。新たに指揮官へと就任したルベン・アモリム監督はザークツィーを“構想外”とみなしており、1月の移籍市場にてレンタルでの放出を検討しているという。
一方で、イタリアの強豪ユヴェントスが同選手の獲得に関心を寄せている模様。“ビアンコネロ”はポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクがひざの負傷で長期離脱中となっており、センターフォワードをセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチに依存している状況だ。クラブを率いるのはボローニャ時代の指揮官チアゴ・モッタ監督であり、ザークツィーとの再共演が実現するかもしれない。
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