元国民民主党衆議院議員で弁護士の菅野志桜里氏が12日「X」(旧ツイッター)を更新。国民民主党代表・玉木雄一郎氏の不倫報道に言及した。
玉木氏は週刊誌で元グラビアアイドルとの不倫が報じられ、11日に会見で「おおむね事実」と認め謝罪。しかし、代表辞任という動きにはならなかった。
菅野氏は「たまたま週末の投稿で『政治家も弱さを抱えた人間だという立場でシステムを組み立てるべき』と書いてました」と前置きし「政治家のプライベートを進退に直結させると、『そして誰もいなくなった』になってしまうから、政策実現・政治改革のためにも、玉木さん辞任とならなくてよかったと思っています」と玉木氏が代表を辞任しなかったことを肯定的に捉えている。
続けて「政治家に限らず、私生活を理由に問答無用で職業人がキャリアを奪われるようなキャンセルカルチャーも、日本の活力をどんどん奪っていく」とプライベートのスキャンダル報道のデメリットを訴えた。
その上で「私は『男性より女性の方が割を食う』論には立たないけれど、『だから平等にどっちもキャンセル、どっちにも制裁』が最悪で、『基本、皆がキャンセルされず活用される社会』が建設的だと思う派です」と私見を述べた。
さらに「(パーソナルな補足)ただ今回、国民民主党や代表を支えてきた人たちが、つらい思いをしている姿を外野から見て、自分が国民民主にいた当時のことをすごく申し訳なく思った。社会をよくするために、やっかいな政治に参加して、期待して、失望して、それでも必死に支える選択をしたり、もう支えられないと思って悩んだり、そういう気持ちや意見に、自分が議員で当事者のときはちゃんと向き合えてなかったなあと思うと、色々な人の顔が浮かびます。申し訳なかった。一社会人としてもっと成長します」と自身のスキャンダルの経験を振り返り、反省のコメントをしている。