「ダウンタウン」松本人志が女性問題を報じた週刊文春の記事をめぐり、文芸春秋社らに約5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、松本側が訴えを取り下げる意向であることが8日、分かった。
松本は昨年12月に文春に女性問題を報じられ、今年1月に活動休止した後、同月に東京地裁に提訴。3月に第1回口頭弁論、6月に弁論準備手続がそれぞれあった。
8月に2回目の弁論準備手続が行われる予定だったが、急きょ延期され、今月11日に控えていた。
松本の代理人を務める法律事務所は8日昼、取材に対し、担当弁護士が不在で個別案件には答えられないとした。東京地裁は同日昼、取材に対し、松本の提訴取り下げは聞いていないとした。ただ、松本側からこの日夕ごろに正式発表される見込み。松本本人が提訴取り下げに至った理由をどう説明するかが注目される。
3月に始まった法廷バトルはドロ沼化し、越年必至とみられていたが、8か月でピリオドを打たれる。