慰安婦像へのキスなど、韓国で奇行を繰り返してきた外国人ユーチューバー、ジョニー・ソマリが謝罪した。
11月8日、ジョニー・ソマリはソウル道峰(トボン)区の慰安婦像の前で撮った動画を通じて、「アメリカ視聴者を楽しませるためにしたことだったが、慰安婦や平和の少女像についてよく知らなかった。韓国人たちの反応を見て、本当に彼らを傷つけたことを知った」と述べ、「韓国のすべての方に自分がしたことに対して謝罪したい」と頭を下げた。
彼は「韓国に来た目的は、このような騒ぎを起こそうとしたのではなく、ライブストリーミングを通じてコンテンツを作り、ただ笑わせたかっただけなのに、行き過ぎてしまった」とし、「皆さんの自尊心にこんな大きな傷を与えるつもりはまったくなかった。皆さんは素晴らしく、かっこいい方々だ」と語った。
さらに「皆さんを傷つける意図はまったくなく、私の謝罪を受け入れていただけたらと思う。私はミスをしたし、人生でミスをしたなら責任を負わなければならない」と述べ、韓国語でも「私があまりに若くて(よくわからなかった)、本当に申し訳ない」と謝罪した。
この動画は前日(11月7日)、YouTubeチャンネル「Jカンパニー政治時事」を通じて公開された。
ジョニー・ソマリは「もう二度と銅像について話したり触れたりしないつもりだ。韓国で平穏に暮らせることを望んでいる」と述べ、「いつの日か日本が韓国に対して犯した戦争犯罪について謝罪することを望む」と付け加えた。
彼は9月に韓国に入国して以降、YouTubeの生配信中に慰安婦像にキスをしたり、コンビニのテーブルにわざとラーメンをこぼしたりするなど、奇行を繰り返してきた。
また、自身のYouTubeアカウントが閉鎖されると、別のアカウントで「安倍晋三、俺は君のために韓国人を打ち負かした(Shinzo Abe! I Defeated The Koreans For You)」などと投稿した。
韓国のオンラインユーザーたちの怒りが高まるなか、ジョニー・ソマリは多くの韓国ユーチューバーにとって「追跡対象」となり、10月24日と27日、そして31日と3度にわたって暴行を受けている。
“有志”だけでなく、10月31日にはソウル麻浦(マポ)警察署がジョニー・ソマリを業務妨害の疑いで立件し、捜査中であると発表した。また、外国人であるソマリに対して出国禁止措置を下している。
そんなジョニー・ソマリが今回初めて謝罪したわけだが、韓国のオンライン上では「まったく許せない」「さっさと逮捕して牢屋に入れてほしい」「まったく真心が足らない」といった不満の声が上がっている。
また、ジョニー・ソマリの謝罪動画を上げたユーチューバーたちに対しても「どのような資格で被害を受けた人たちの代わりになったのか」」「これを企画した人は謝罪して動画を下げろ」といった批判が続いている状況だ。
彼が謝罪して本当に一段落となるのかどうか、注目が集まっている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)