イングランド1部トッテナムに11年半在籍した元フランス代表GKウーゴ・ロリスは現在アメリカMLSロサンゼルスFCでプレーしている。
イギリスメディア『Mail Online』は、そんな彼が自伝の中でトッテナム時代に抱いていたある不安を明かしたと報じた。
自伝でロリスは、Amazon社によって撮影されたドキュメンタリー「オール・オア・ナッシング」の撮影がチームにストレスを与えていたと告白。
撮影中はチームの施設内のあちこちに小型カメラやマイクが設置されており、選手たちは自由な会話ができず、大きなストレスにつながったと述べている。
また、ロリスによると、Amazon社による撮影は選手や監督の同意なく行われ、1000万ポンド(約20億円)近い契約金も選手にはほとんど分配されていなかった。
自伝ではほかにもトッテナム経営陣に対する不満が多数述べられており、ロリスとチームの確執が見てとれる。トッテナム経営陣は、10年以上在籍したベテランの忠言を聞き入れることができるだろうか。
なお、トッテナム時代は11年間タイトルに恵まれなかったロリスだが、LAFCでは移籍一年目にして既にUSオープンカップを優勝している。