国内自動車大手8社が30日発表した2024年度上半期(4〜9月)の世界生産台数は、前年同期比6.0%減の1187万8301台だった。認証不正問題による生産停止や、中国市場での苦戦が響いた。共同通信の集計によると、上半期として前年実績を下回るのは新型コロナウイルス禍が打撃となった20年度以来、4年ぶり。
中国での競争激化に加え、重要市場の米国も11月5日の大統領選の結果次第で関税引き上げなど日本メーカーに不利な政策変更が実施される恐れがあり、世界生産の先行きは予断を許さない。
世界生産は、スズキとマツダを除く6社がマイナスだった。