[画像] LinkedInが求人担当AIエージェント「Hiring Assistant」をリリース



Microsoft傘下のビジネスSNS「LinkedIn」が、採用担当者向けのAIツール「Hiring Assistant」をリリースしました。

Introducing the new Hiring Assistant for Recruiter & Jobs.

https://business.linkedin.com/talent-solutions/hiring-assistant

LinkedIn launches its first AI agent to take on the role of job recruiters | TechCrunch

https://techcrunch.com/2024/10/29/linkedin-launches-its-first-ai-agent-to-take-on-the-role-of-job-recruiters/

Hiring AssistantはLinkedInの人材採用ソリューション「LinkedIn Recruiter」向けに作られたツールで、採用担当者が人材を募集するプロセスを補助することができるとされています。



主に「面接のスケジュール、ミーティングのメモ、フォローアップ」などの管理にHiring Assistantが利用できるとのことで、LinkedInは「採用から面接まで、Hiring Assistantは人を中心とした仕事に集中できるようサポートします。あなたの採用目標に基づき、アシスタントが自動的に適格な候補者と関係を構築し、優秀な応募者を選別し、アウトリーチの草案を作成し、職務に関する基本的な質問にも答えます」と案内しました。



LinkedInによれば、Hiring Assistantは同社初のAIエージェントだとのこと。このAIアシスタントはリリース時点でAMDやチューリッヒ保険など「厳選された」顧客グループで稼働していて、今後数カ月でより広く展開される予定だそうです。価格等、詳細については不明です。

LinkedInは以前からAIをいち早く導入してきた過去があり、近年では学習、マーケティング、就活ヘルパーなど多くのツールを展開しています。一方で、同意を得ることなく、勝手にユーザーデータを生成AIのトレーニングに使っていたことが判明するなど批判も寄せられています。

LinkedInが同意なしで勝手にユーザーデータを生成AIのトレーニングに使っていたことが判明 - GIGAZINE



LinkedInの製品担当副社長であるハリ・スリニバサン氏によると、Hiring Assistantはサードパーティの応募追跡システムとも統合しつつ、LinkedInに存在する10億人のユーザー、6800万社の企業データに基づいて訓練されているとのこと。スリニバサン氏は、「Hiring Assistantは、採用担当者が行う『反復的な仕事』を引き受けることで、彼らが最も重視すべきタスクにもっと時間を費やせるように設計されています」と語りました。