【新華社遵義10月29日】中国貴州省遵義市綏陽(すいよう)県にある双河洞はアジアで最長、世界でも3番目に長い洞窟で、最新の調査では総延長が437.1キロと認定された。
1980年代末から23回にわたる国際合同調査が行われ、総延長も更新を続けてきた。洞窟の長さが変化する理由には、合同調査チームが継続的に新たな区域の探索を行っていることに加え、双河洞の構造自体もダイナミックに変化していることが考えられる。
双河洞は全体が双河鍾乳洞群の一部に属し、鍾乳洞群の連結部分に当たる。双河鍾乳洞群にはまだつながっていない道が複数存在し、探索を続ける中で、多くの道が自然条件下で双河洞の構造に統合される可能性があることから、双河洞の総延長は今後も伸び続ける可能性がある。
学術界では一般的に、双河洞は立体交差のように3〜5階層に分かれていると認識されている。このため、総延長を算出する場合は各階層の平面データに、それらをつなぐ通路も全て加えるため、結果437.1キロという数値になった。
総延長が長くなることによって生じる最も直接的な影響は、世界の洞窟総延長ランキングの変化であり、その変化は双河洞の国際的な影響力向上にも寄与する。また、洞窟が長くなることは、科学的な発見の可能性が広がることも意味している。(記者/徐思遠、楊焱彬)