26日に国立競技場で開催される『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で、韓国女子代表と対戦するなでしこジャパン(日本女子代表)が、21日から練習を開始した。
初日は全23名中、平尾知佳、大熊茜、守屋都弥、遠藤優、石川璃音、清家貴子、中嶋淑乃、上野真実、千葉玲海菜の9名が参加。土方麻椰の負傷により前日に招集となった上野は室内で別メニュー、残りの8名はピッチでランニングやボールを使ったアクティビティでコンディション調整を意識した軽めのメニューをこなした。
招集23名中、国内のWEリーグでプレーする選手は7名。男子同様、海外組が多数となって久しいなでしこジャパンだが、INAC神戸レオネッサでプレーする守屋は、「リーグとして海外のトップクラスに(他の代表選手が)行っている中で、サッカー観といったものをもらいたい気持ちなので、自チームでは国内ですが、代表だからこそ海外でプレーしている選手たちと一緒にできるので、そこは一番の楽しみです。サッカー観を合わせたり、パフォーマンスもそうですけど、一つひとつのパスや動き出し、裏に抜けてくるタイミングとか、代表ならではのボランチやDFもいますし、パスは回ってくると思うので、私も惜しみなく走り続けたいと思います」と、持ち味の走力を示しながら、代表活動中も自信の成長につなげたいと話す。
パリオリンピック2024では清水梨紗の負傷離脱もあり、3試合に右ウイングバックで先発して躍動した守屋。韓国戦は佐々木則夫監督代行のもと、暫定の体制で戦う難しい位置付けの試合となるが、「代表に入れたことはうれしいですし、オリンピックからちょっとでも変化したようなところは見せたいと思います。海外の選手も合流する中で楽しみたい気持ちも大きいです。継続と変化をしていかないと代表に選ばれ続けないと思うので、そこは日頃から自チームでも意識していますし、そこを今回の試合でも出せたらと思っています」と意気込む。
初日は9名、全員揃う予定なのは3日目の練習からと、国外でプレーする選手が多いが故の課題もあるが、「今回は(練習期間が)短いですけど、ワールドカップやオリンピックからガラリとは変わっていないので、大きい問題にはならないと思っています」と、ピッチ上でのすり合わせ、確認に大きな時間はかからないだろうと見解。その中でも今回はU−20女子ワールドカップ準優勝となったU−20日本女子代表の選手たちが複数入るなど、新たな競争のフェーズに入るが、「U−20の選手たちもすごくいい試合をしていましたし、危機感というか、私も頑張らなきゃいけないと思いました。いい選手はたくさんいますし、負けないように自分もレベルアップしていかなければいけないと思っています」と、気を引き締めている。
PCMAX
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