[10.20 リーグアン第8節 オセール 2-1 スタッド・ランス]

 スタッド・ランスは20日、リーグアン第8節でオセールに1-2で敗れて今季2敗目となった。4戦連発中のFW中村敬斗はFW伊東純也とともに先発出場し、欧州5大リーグで日本人初の5試合連続ゴールを達成。オセールのFWオナイウ阿道は後半39分から出場した。

 欧州5大リーグでは2021-22シーズンにMF奥川雅也がブンデスリーガ(ドイツ)で4戦連発をマーク。元日本代表FW森本貴幸氏はシーズンまたぎながらセリエAで4試合連続ゴールを達成していたが、日本人で5戦連発を果たした選手はいなかった。なおオランダやスコットランドなどの欧州主要リーグでも同記録を成し遂げた日本人選手はいない。

 先制は昇格組のオセール。前半16分に右サイドからのFKをDFシナリ・ディオマンデが押し込んた。 追いかけるスタッド・ランスは同26分、中村がペナルティエリアの手前から右足ダイレクトシュートでゴールを狙うも枠の左に外れた。同30分には左サイドから絶妙なクロスを供給。MFマーシャル・ムネツィが飛び込んだがわずかに届かず、ボールはゴールラインを割った。

 スタッド・ランスは前半36分にPKを献上。ここはGKイェバン・ディウフが見事にストップしてピンチを切り抜けたが、後半7分にMFハメド・トラオレにゴールを許して2点差に広げられた。ルカ・エルスネル監督は同15分から4-3-3の布陣をダイヤモンドの4-4-2に変更。中村は左ウイングから2トップの一角に移動した。

 後半21分には伊東のクロスを中村がペナルティエリア内で収め、右足を振る。これは相手のブロックに阻まれた。それでも後半アディショナルタイム、伊東のクロスを中村が頭で合わせて1点差に詰め寄った。中村が日本人初の快挙を達成したが残り時間は少なく、スタッド・ランスが開幕節以来の黒星を喫した。