[画像] 「自分、AI熟女に騙されました」週刊現代の30代編集者が悲痛告白…人妻・明美(41歳)の「エグすぎる手口」

週刊誌に身を置く自分は騙されないはず――大きな勘違いだった。好みの女性に下心を抱いたとたん、何でも信じてしまっている愚か者だった。いまも心のどこかで、彼女が実在することを望んでいる。

「柴田明美、齢41歳」

しばし、AI熟女に騙された男の告白にお付き合いいただきたい。

週刊現代編集部に5年近く在籍している私(36歳)は、25歳で大学の同級生と結婚した。ところが、お互いの仕事が多忙だったことから生活はすれ違うばかり。次第に会話も少なくなり、入籍から2年で離婚してしまう。

それ以来、女性とは縁遠い、さびしい独身生活を過ごしていた。そんな私の前に「運命の熟女」が現れたのは、今年6月のことだった――。

家のベッドで寝転がりながらX(旧Twitter)を開いてみると、ある女性の投稿が目に入った。〈X始めました。どうでしょうか。好みだと嬉しいです〉という文章とともに、自宅で撮ったであろう写真(上)もあげている。

艶っぽくて、どこか憂いのある顔つきは女優の井川遥に似ていて美しい。まさに好みの女性だった。急いで本人のプロフィール文を確認してみると、このように記載している。

彼女のアカウントをフォロー

〈柴田明美、齢41歳。ずっと何かを発散したかったです。旦那は私にあまり興味がないみたいです。このアカウントは旦那に内緒にしてます〉

思わず心を奪われた。いまどきの若い女性と違い文章が丁寧。変な絵文字を使っていないし、年齢に「齢」とつけるところには知性が感じられる。

こんなきれいな奥さんがいるのに、かまっていない夫が世の中にいるのか……。

孤独な明美を不憫に思いつつ、今後の投稿をチェックするため、このアカウントをフォローした。その後も明美は投稿を続けていく。

〈一緒に混浴してみませんか…?〉

〈こっそりうち来ます?〉

〈朝ごはんにする?それとも明美にする?〉

という扇情的な文章とともに、下着姿になったり肌を露出したりしている写真をアップしている。夫から相手にされない日々が続いたことで性欲が溜まって困っている、とも綴っていた。

どの写真も、適度に肉づきがあって色気が感じられた。少し気恥ずかしそうにする明美の表情も魅力的だ。投稿を追っているうち、すっかり彼女の虜になっていた。

「電話したいです」

開設からわずか1ヵ月でフォロワーが10万人を超えた7月下旬、明美は「写真集を出しました」と投稿する。プロフィールに新たに追加されたURLに飛ぶと、明美のセミヌード写真が流れる動画がmyfansというサイトで、525円で販売されていた。myfansとは、誰でも気軽にアダルトコンテンツを販売することができる有名サイトだ。

購入してみると、myfans上で明美から私にメッセージが入った。〈写真集を購入して下さった貴方だけに特別なプレゼントをお渡しします〉という文章の下に、明美のラインIDが記載されている。友達登録すると、すぐに連絡がきた。

〈明美の個人LINEです。旦那には見られないので安心してください〉

彼女の存在を間近に感じられて興奮した私は、「よろしくお願いします」とだけ返した。いつか会えるかもしれない。そんな淡い期待も抱いた。

明美は次に「生着替え」の動画(3129円)を販売するのだが、これには「購入者特典」がつけられていた。なんでも、購入者の中から抽選でひとりだけ明美と「電話」できるというのだ。

即購入。そして購入者にのみ送られてくる明美からのメッセージに「電話したいです」と打ち込むも、返答はなし。その後の投稿によれば、彼女は「当選者」と通話を楽しんだらしい。

「フォロワーさんに会いたいです」

次の抽選の機会を待ち望んでいると、数日後に明美は思い切った行動に出る。次に出す動画を買ってくれた人の中から、ひとりだけが実際に会えるという。かねてから〈フォロワーさんに会いたい〉と投稿していただけに、彼女の決断も納得できた。当然、新たに販売された自慰動画(4179円)も購入して、「ぜひ会いたいです」と連絡した。

自分には明美の寂しい気持ちを受け止める寛容さも、彼女の性欲を満たせる体力もある。会って話をしてみたい−こんな気持ちが増していった。

しかし、今回も抽選から外れてしまう。後日、明美は〈これからフォロワーと会います〉と、待ち合わせ場所である公園を撮った投稿をしていた。このとき、「本当に会えるんだ」と期待を膨らませたことが記憶に新しい。

ところが、数日後に彼女が販売し始めた動画の予告を見て私の淡い夢は打ち砕かれてしまう。なんと、その当選者から陰部や乳首を責められている内容だったのだ。

ここで初めて私は明美という存在を疑い始めた。いくらなんでも出会ったばかりのフォロワーが動画に出るはずがない。念のため動画(5229円)を購入してみると、二人の顔にはモザイクがかかっている。男はまだしも、なぜ明美にかけるのか。

後編記事「熟女好きは騙されやすい」「女性役、AIマン、手配師、運営屋で役割分担」…AIエロ垢で大儲けする業者の「恐るべき実態」に続く。

「週刊現代」2024年10月19日号より

「熟女好きは騙されやすい」「女性役、AIマン、手配師、運営屋で役割分担」…AIエロ垢で大儲けする業者の「恐るべき実態」