19日、大同生命SV.LEAGUE WOMENの第2節GAME1が行われ、ヴィクトリーナ・ウインク体育館でヴィクトリーナ姫路とSAGA久光スプリングスが対戦した。
12日から始まった新SVリーグ、日本代表の宮部藍梨と井上愛里沙らを擁する姫路にとってはホーム開幕戦となる。第1節で姫路はPFUブルーキャッツ石川かほくに1勝1敗、日本代表の荒木彩花らを擁するSAGA久光はKUROBEアクアフェアリーズに2連勝して迎えた第2節となった。
姫路はスターティングメンバーに、セッター(S)柴田真果、オポジット(OP)田中咲希、アウトサイドヒッター(OH)に井上愛里沙とモクシー・ チャッチュオン、ミドルブロッカー(MB)伊藤麻緒、宮部藍梨、リベロ(L)森田茉莉を起用した。
一方のSAGA久光は、S栄絵里香、OHに中島咲愛とグレタ・ザックマリー、MBに荒木彩花と平山詩嫣、OPにステファニー・サムディ、Lには西村弥菜美を起用した。
第1セットは序盤、姫路が井上のサービスエースなどで先行するが、サムディのサーブで姫路のレセプションが崩され、荒木やザックマリーのダイレクトでSAGA久光が連続得点を重ねる。姫路も反撃見せるもなかなか逆転まではたどり着けず、SAGA久光が中島を中心に得点を重ねると、最後はサムディの強烈なクロスが決まり第1セットは22―25でSAGA久光が先取する。
第2セットは中島のサービスエースからスタートしSAGA久光が流れに乗るが、姫路はチャッチュオンと井上の攻撃で得点し、譲らない展開に。途中ザックマリーがレシーブで体制を崩して倒れてしまい、一度は立ち上がったものの、OH深澤めぐみが交代で入る。田中の強烈なスパイクで得点し点差を広げたい姫路だが、中島のスパイクや平山のブロックにつかまり24―23と接戦が続く。井上が最後決め切り25―23で姫路が取り返した。
第3セット、姫路のスタメン変更は無し、SAGA久光はザックマリーに変わった深澤が続投。序盤から伊藤がクイックを決め、流れを渡したくない姫路だが、サムディのサーブ、荒木のブロックに苦しみ6―12と点差が開く。思うように攻撃を仕掛けられない姫路だったが宮部がミドル攻撃を決め、そこから詰め寄ると田中にボールが集まり21―20と逆転に成功。しかし最後は深澤の深いスパイクが決まり24―26でSAGA久光が取り返す。
姫路は後がない第4セット。ここまで2枚替えで投入されていたS櫻井美樹を起用してスタート。第3セットで活躍を見せた田中、宮部のサービスエースがあり10―8と姫路が抜け出すが、このセットは判定を巡って6回ものチャレンジが行われ1点の取り合いに。姫路がSAGA久光のレセプションをやや乱す場面が増え姫路がリード。長いラリーからサムディのスパイクを井上がシャットし22―17、このセットは姫路が移動攻撃など多彩な攻撃を仕掛け25―21で奪い返し、フルセットにもつれこんだ。
最終第5セットは姫路が先行。チャンスボールを宮部がダイレクトで決め8―3と引き離す。リリーフサーバーの佐々木千紘のサービスエースが飛び出し12―5。最後は井上がSAGA久光コートに鋭いスパイクを叩き込んで15―7で試合終了、セットカウント3―2で姫路の勝利となった。
姫路は第3セット以降レシーブでの繋ぎや攻撃の選択肢が増え、SAGA久光も中島、深澤が点を重ねるが、姫路がホームの応援に応え勝利した。GAME2は明日20日の12時5分開始となる。
■試合結果
ヴィクトリーナ姫路 3―2 SAGA久光スプリングス
第1セット 22―25
第2セット 25―23
第3セット 24―26
第4セット 25―21
第5セット 15―7