[画像] エアコンを購入して7年、異音がするので故障かもしれません。まだ10年たっていませんが、「修理」と「買い替え」のどちらがいいでしょうか?

エアコンが故障した場合、「修理」と「買い替え」の選択で多くの人が迷うでしょう。修理は費用が安いことが多いですが、直ってもすぐに寿命を迎える可能性もあります。一方、買い替えは新しいエアコンにより故障リスクが低くなりますが、ある程度の費用がかかります。 本記事では、エアコンの修理と買い替えそれぞれのメリットや、エアコンの寿命、故障のサインについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの寿命は約10年

一般的に、エアコンの寿命は10年程度だといわれています。ダイキン工業株式会社の調査によれば、エアコンの買い替え時期は7~10年が最も多く(25.5%)、次いで10~13年(20%)となっています。
また、内閣府 経済社会総合研究所の「消費動向調査 令和6年」によれば、エアコンの平均使用年数は二人以上の世帯で14.1年、単身世帯で14年です。
買い替え理由の最多は故障で、二人以上の世帯で70.8%、単身世帯では66.1%でした。
日頃の使用方法やメンテナンス次第で寿命を延ばすことも可能ですが、10年程度使用すると故障のリスクが高まることを理解しておきましょう。
また、使用環境によっては、10年を待たずに寿命を迎えることもあります。
 

エアコンの「修理」と「買い替え」のメリット

エアコンが故障した際には、修理と買い替えの選択肢がありますが、それぞれにメリットや注意点があります。
修理は買い替えよりも費用が安く、買い替えは電気代の節約につながるなど、メリットや注意点を把握することで、自分に最適な選択を見極めやすくなります。
エアコンの修理と買い替えのメリットについて、事前にしっかりと確認しておきましょう。
 

エアコン修理のメリット

エアコンを修理するメリットは、買い替えよりも費用をおさえられる点です。故障した部品の交換等で済むことが多く、買い替えよりも費用をおさえられる可能性があります。
ただし、故障内容によっては、買い替えと同じくらいの費用がかかる場合もあるため注意が必要です。メーカー保証期間内であれば、無料や一部負担で修理が可能ですが、保証期間外の場合は、高額な修理費用が発生することもあります。
また、発売から10年程度経過している場合、部品がなく修理できないこともあるため、事前にメーカーや業者に確認しておくことが大切です。
 

エアコン買い替えのメリット

エアコンを買い替えるメリットは、省エネ性能や機能性が向上し、電気代の削減が期待できる点です。
近年のエアコンは旧型に比べて冷暖房の効率が高く、少ない電力で使用できるため、ランニングコストの削減につながります。さらに、マイナスイオンや自動掃除機能など、さまざまな機能が付いているため使い勝手も良くなります。
ただし、買い替えには修理よりもまとまった費用がかかる可能性が高い点には注意が必要です。
 

エアコンの故障のサイン

エアコンの故障のサインを把握しておくことで、修理や買い替えの対処がスピーディーに行えます。主な故障のサインは、以下のとおりです。

●異音がする
●水漏れがある
●異臭がする
●冷暖房の利きが悪い
●漏電ブレーカーが落ちる

例えば、エアコンから異音がする場合、室外機のコンプレッサーや送風ファンが故障している可能性があります。また、冷媒ガスが漏れて冷暖房の利きが悪くなることもあります。
故障のサインが見られた場合は、できるだけ早くメーカーや専門業者に問い合わせて状況を確認しましょう。
     

エアコンの「修理」と「買い替え」。自分に合った選択をしよう!

エアコンの修理は費用が安く済む可能性がありますが、再び故障するかもしれません。一方、買い替えでは新しいエアコンになり、電気代の節約や快適性の向上を期待できます。7年程度使用したエアコンが故障した場合、修理よりも買い替えが適切な選択かもしれません。
ただし、家庭ごとに状況は異なるため、メーカーや業者にエアコンの状態を確認し、自分に最適な選択をすることが大切です。
 

出典

ダイキン工業株式会社 エアコンの買い替えと修理 どちらがいいの︖寿命は何年︖
内閣府 経済社会総合研究所 消費動向調査 令和6年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー