プレミアリーグ第6節が28日に行われ、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)とリヴァプールが対戦した。
長期政権を築いたユルゲン・クロップ前監督に別れを告げ、アルネ・スロット新監督の下で再出発したリヴァプールは、ここまで5試合を消化し4勝1敗と好調を維持。前々節は本拠地『アンフィールド』で痛恨の完封負けを喫したものの、前節はボーンマスに3−0で完勝り、しっかりと立て直しに成功した。今節はウルブスの本拠地に乗り込んでの一戦。今シーズンは開幕からここまで1分4敗と苦しい戦いが続いており、前節終了時点で最下位に沈んでいる。なお、リヴァプール所属の日本代表MF遠藤航はベンチスタートとなった。
序盤はウルブスがボールを保持する展開が続き、リヴァプールは受け身に回る時間が続く。時折ルイス・ディアスやモハメド・サラーが起点となってゴール前に迫るシーンを作るも、決定機を迎えるまでには至らない。両サイドを起点に手数をかけない攻撃を繰り出すウルブスは22分、ネウソン・セメドが左で起点を作り、最後はマテウス・クーニャがボックス内左から強烈なシュートを放ったが、リヴァプールのGKアリソンがガッチリとキャッチした。
25分過ぎにかけてはリヴァプールが徐々にボール保持率を高め、敵陣内でのプレー時間を増やしていく。40分には左サイドを駆け上がったアンドリュー・ロバートソンが深い位置からグラウンダーの絶妙なクロスを供給。中盤から走り込んだドミニク・ソボスライがダイレクトで合わせたが、GKサム・ジョンストンが体を張ってブロックし、決定機を生かすことができなかった。それでも45+2分、左サイドを突破したディオゴ・ジョッタのクロスからイブライマ・コナテがヘディングシュートを沈めて先制に成功した。
後半最初の決定機は50分のリヴァプール。ウルブスのビルドアップにプレスをかけると、マリオ・レミナの横パスがサラーの元へ。足に当たったボールが無人のゴールへ向かったが、惜しくも枠の左へ外れる。すると56分、ウルブスはスルーパスに抜け出したヨルゲン・ストランド・ラーセンがコナテと入れ替わってボールをキープ。繋いだボールを最後はラヤン・アイト・ヌーリが押し込み、後半の早い時間で試合を振り出しに戻す。
リヴァプールもすぐさま反撃。失点からわずか3分後、右からのクロスに反応したジョッタがボックス内でセメドに倒されPKを獲得する。これをサラーが冷静に沈め、61分に勝ち越しに成功した。その後は次々とフレッシュな選手を投入しつつ、リードを保ったまま試合を進める。時折ウルブスの速攻に手を焼くも、最終ラインが粘り強い対応を続け、同点ゴールは与えない。
両チームともに追加点を奪えぬまま、試合は1−2で終了。勝ち点を「15」に伸ばしたリヴァプールがプレミアリーグの首位に浮上した。次節は5日に行われ、ウルブスはブレントフォード、リヴァプールはクリスタル・パレスといずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
ウルヴァーハンプトン 1−2 リヴァプール
【得点者】
0−1 45+2分 イブライマ・コナテ(リヴァプール)
1−1 56分 ラヤン・アイト・ヌーリ(ウルヴァーハンプトン)
1−2 61分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
ハピタス
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