[画像] 岸田首相がバイデン大統領と会談、強固な日米同盟を次期政権に引き継ぎ…ともに退任表明で最後の会談に

 【ウィルミントン(米デラウェア州)=工藤彩香】岸田首相は21日午前(日本時間22日未明)、バイデン米大統領の地元であるデラウェア州ウィルミントンで日米首脳会談に臨んだ。両氏はともに退任を表明しており、対面での会談は任期中最後となる。両氏が築いた強固な日米同盟を次期政権に引き継ぐことを申し合わせ、抑止力や対処力をさらに強化する方針を確認する見通しだ。

 会談はバイデン氏の私邸で行われた。バイデン氏が外国首脳を私邸に招くのは異例だ。

 首相はウィルミントンで日米豪印4か国の「Quad(クアッド)」首脳会談にも出席し、その後、ニューヨークに移動する。22〜23日にかけて国連総会の関連イベント「未来サミット」などに参加する予定だ。

 米国への出発に先立ち、首相は首相公邸で記者団に、「平和で自由で豊かな世界に向けた日本の考え方を発信していく」と語った。