[画像] 上海市の貿易額、1〜8月は0.6%増 

上海市の貿易額、1〜8月は0・6%増 

上海洋山港の第4期自動化ふ頭。(資料写真、上海=新華社記者/楊有宗)

 【新華社上海9月18日】中国上海税関が18日発表した同市の1〜8月の貿易額は前年同期比0.6%増の2兆8100億元(1元=約20円)となった。うち輸出は2.9%増の1兆1700億元、輸入は1.1%減の1兆6400億元だった。貿易収支は4659億6千万元の赤字となり、赤字幅は9.8%縮小した。

 貿易形態別では、一般貿易額が0.5%増の1兆6800億元で、貿易総額の59.8%を占めた。うち輸出は4.7%増え、伸び率が1〜7月を1.3ポイント上回った。保税物流方式による貿易額は1.3%増の7275億3千万元だった。加工貿易額は2.2%減の3759億7千万元で、減少幅が1〜7月より0.7ポイント縮小した。

 貿易相手別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易額が4.4%増の3707億5千万元。欧州連合(EU)は6.9%減の5309億3千万元、米国は1.9%減の3133億1千万元で、減少幅が1〜7月より1.2ポイント、1.0ポイントそれぞれ縮小した。日本は4.5%減の2462億9千万元、韓国は12.4%増の1438億7千万元だった。「一帯一路」共同建設国は4.3%増の9998億7千万元で、伸び率が1〜7月を0.8ポイント上回った。

 輸出品目別では、機械電気製品の輸出が7割に迫り、労働集約型製品も増加を維持した。機械電気製品の輸出額は2.3%増の8035億4千万元で、輸出全体の68.6%を占めた。うち自動データ処理装置・同部品は8.0%増の925億3千万元、船舶は2倍の438億6千万元だった。労働集約型製品は7.0%増の1265億5千万元で、10.8%を占めた。うち繊維製品が6.8%、家具が18.5%、プラスチック製品が13.1%それぞれ増加した。

 輸入品目別では、電子情報製品部品の輸入が急増し、鉄鉱石・精鉱の輸入も伸びた。機械電気製品の輸入額は0.7%増の6961億9千万元と輸入全体の42.5%を占めた。うち記憶装置は79.5%増の202億2千万元、CPU(中央処理装置)が83.7%増の65億9千万元、フラットパネルディスプレイ(FPD)モジュールが13.9%増の77億7千万元。自動車は21.9%減の418億元、鉄鉱石・精鉱は20.2%増の1095億1千万元。未鍛造銅・銅材は42.4%増の347億5千万元、未鍛造アルミニウム・アルミニウム材は54.6%増の97億3千万元となった。