インド中央部マディヤ・プラデーシュ州シブプリ地区の村で14日、ユニークな顔の子ヤギが誕生し「エイリアンのよう」と注目された。そして噂は瞬く間に広がり、村には子ヤギを一目見ようと遠方からも多くの人が訪れたという。印ネットニュース『Zee News』などが伝えた。
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14日、マディヤ・プラデーシュ州シブプリ地区サッカプラ村のカイル・ラジャックさん(Khairu Rajak)の農場で、2匹の子ヤギが誕生した。
1匹は健康で異常は見られなかったが、1匹はフクロウのような広い額を持ち、1つの眼窩内に2つの眼球を持つ単眼症だった。また大きくしゃくれた顎からは舌が飛び出し、上唇の上には鼻の一部と思われる小さな2つの穴が開いていた。
この珍しい子ヤギの噂はすぐに広まり、カイルさんの家の前には地元だけでなく、遠方から大勢の人がやって来て列を作った。そうして子ヤギの写真や動画はSNSでシェアされて拡散し、人々は子ヤギのことを「まるでエイリアン」「サルの赤ちゃんのよう」「夜に見たら怖い」などと噂した。
なお誕生から4日が経過した現在、子ヤギが生存しているかどうかは不明だが、カイルさんは「誕生後すぐ、子ヤギは自分の足で立とうとし、ジャンプもしていたよ。それに子ヤギを母ヤギのそばに置いてやると、母ヤギはあの子をペロペロ舐めていた。子ヤギは数時間経っても生きていて、その生命力に驚かされたよ」と興奮気味に語っていた。
ちなみに単眼症は脳の形成異常に伴う先天異常で、耳に異常があったり、鼻が極端に小さいか、鼻自体が存在しないなどの奇形を伴うことが多い。また死産か短命であることがほとんどで、獣医師ラジェシ・バタムさん(Rajesh Batham)は次のように説明した。
「今回のケースは特に驚くことではなく、これまでにも報告されている。単眼症は遺伝子的なものだけでなく、カルシウム不足、栄養バランスの乱れなどによって発生することもあるようだ。」
インドでは昨年初めにも、今回と同じような単眼症で人間のような顔をした奇形の子ヤギの動画がSNSで拡散し、ちょっとした騒動になっていた。またインドネシアでは昨年、顔の中央に大きな目が一つしかない単眼症のヤギが誕生していたが、鼻がなく20分後に死んでしまったという。
画像は『मोनू प्रधान पत्रकार कोलारस Facebook「बकरी ने अनोखे बच्चे को दिया जन्म देखने पहुंचे लोगों ने बताया एलियन शिवपुरी-जिले के अमोला」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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