逮捕されたリッキー(本人のインスタグラムより)
「てめえ、触んじゃねえよ。お前ら、ペーペー。そこらへんのペーペーが。おめえ。いつからオレに触れるようになったんだ? おめえ。生意気なガキが! ガキだろ、てめえ」
複数の警官に取り囲まれて大声で “イキり” まくる容疑者。
逮捕状を出されると、「逮捕…はい」と、うすら笑いを浮かべながら、ようやくおとなしくなった。逮捕の瞬間は、すべて自らのInstagramのライブで配信されていた――。
逮捕されたのは、人気ラッパーのリッキー・ダディ・ダーティ、本名は下田ムトアリツキー容疑者だ。
「下田容疑者は、9月14日早朝5時半ごろ、沖縄県沖縄市のバーに客として来店。
酒を飲んでいる最中に、店の経営者の女性と何らかのトラブルになり、店の外に出て女性の胸を押したり首を絞めるなどの暴行を働いた疑いがあります。
下田容疑者は、その後、現場を立ち去りましたが、14日午後4時ごろ警察に発見され、逮捕に至りました。
『酒に酔っていて覚えていない』と容疑を否認しているそうです」(事件担当記者)
リッキーは日本人の父とケニア人の母を持つハーフ。
東京・八王子市出身で、八王子の暴走族、打越SPECTERに所属していたこともある。
17歳のとき、先輩のパフォーマンスを観て感動し、自らもラップを始めたという。
「リッキーは、俳優・草刈正雄の娘であるタレントの紅蘭と事実婚の関係にあり、2018年12月には間に女児が誕生しています。
仲睦まじい姿をSNSで公開していましたが、翌年には事実婚を解消。
その理由は、リッキーによる紅蘭へのDVでした。
さらに、覚醒剤の使用も発覚して、1年間服役しました。
釈放後の2019年7月にも、知人男性を殴って逮捕される事件を起こしています」(芸能記者)
DVはどんなものだったのか。
2019年7月17日と30日の『デイリー新潮』で、紅蘭がリッキーとの “離婚” を告白している。
《私に包丁を突きつけてきたり、携帯も壊され3回くらいバキバキに割れたこともあった。直接的な暴力より家の中の物を壊したり、凄い剣幕で罵詈雑言を浴びせてくる。言葉の暴力が酷かったんです》
知人男性を殴って逮捕される直前は、飲酒量が尋常ではなく、《午前3時か4時頃、そんな彼に叩き起こされ、「そこに立て」と言われ延々と説教を受け》たこともあったという。
リッキーは、2020年3月、約半年ぶりにインスタを更新し、英語で《飲酒は私を悪人に変える。多くの間違いを犯します》などと書き、さらにハッシュタグには日本語で「全てに土下座」「許してくれてありがとうございます」などと記した。
その後、2021年12月には、紅蘭と娘から自身の誕生日を祝ってもらうなど、復縁の兆しもあったのだが――“家族” の思いはリッキーには届かなかったようだ。