[9.14 J1第30節 G大阪 0-1 浦和 パナスタ]

 J1リーグは14日に第30節を開催した。浦和レッズはガンバ大阪を1-0で下して7試合ぶりの勝利を掴んだ。

 浦和は昨季限りで退任していたマチェイ・スコルジャ監督が再就任し、今節から指揮を執ることになった。さらに10年ぶりに復帰したMF原口元気もベンチ入りを果たした。

 前半15分、浦和がゴール正面からのFKを獲得。ボールのそばに立つDF大畑歩夢とMF渡邊凌磨がその場でボールを転がして相手を撹乱させると、壁が飛び出してきたタイミングで横のFWブライアン・リンセンのパスを出す。リンセンは右足ダイレクトでシュートを打ったが、枠は捉えられなかった。

 一方のG大阪は前半35分、FW坂本一彩がMFダワンからパスを受けると、振り向きざまにシュートを放つ。ボールはゴール右上隅に飛んだが、GK西川周作にセーブされた。

 スコアレスで後半に突入すると4分、浦和は右サイドのパス交換からMF大久保智明が中央に運んで再び右サイドに展開。渡邊がゴールライン際から上げたクロスボールをMF関根貴大が合わせて先制に成功した。

 追いかけるG大阪は後半14分、MF山田康太が素早い切り替えから前線でボールを奪い返すと、浦和の選手たちがファウルをアピールして足を止める中でMF美藤倫が一瞬の隙をついてシュート。しかし枠の左に外れた。

 スコルジャ監督は後半31分、MFサミュエル・グスタフソンに代えて原口を投入。原口が浦和のユニフォームを着て公式戦に出場するのは2014年6月1日のルヴァン杯・名古屋戦(○5-2)以来となった。役者が揃った浦和は7分間の後半アディショナルタイムも守り抜き、6月30日以来の勝利となった。