9月11日、宮藤官九郎脚本ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)が11話で最終回を迎えた。平均世帯視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と少し伸び悩んだが、TVerなどの見逃し配信もあり、Xではトレンド入り。《もんげぇ楽しいドラマだった》など、主人公が話す岡山弁を使った称賛もあふれた。
塚地武雅演じる看護師・堀井しのぶが所持する助産師免許の謎や、存在がほのめかされていた歌舞伎町の風俗王の正体など伏線も見事に回収され、「新宿野戦病院」というタイトルの意味までキレイに回収。最後は主題歌を歌うサザンオールスターズも出演し、演者たちとコラボするスペシャルエンディングで幕を閉じた。
それだけではない。第10話と最終話では、未知のウイルス「ルミナ」が日本中で感染拡大するという、コロナ禍をモチーフにしたエピソードも。時事ネタ・社会ネタを貪欲に採用する姿勢に感嘆の声が漏れたが、最終話では、先般世間で注目を集めた “お騒がせ芸人” を想起させる一幕も。現在、出演自粛中のフワちゃんだ。
「劇中では、小池栄子演じる主人公ヨウコ・ニシ・フリーマンが、無免許で医療行為をしていた過去がネットにリークされて大騒動に。ある人物が犯人なのですが、自身の行為をヨウコ本人に告白するシーンで、Xの画面に酷似したスマホ画面が映ります。
アカウント名は『名無し』。文面は《今、テレビ出てる歌舞伎町の女医、無免許らしいよ、知らんけど》。セリフは『私がポストしました。すぐ我に返って削除したんだけど、遅かったみたいで……そこから拡散されて』と続きます。
このシーンで、フワちゃんを思い起こした視聴者が多かったようです」(スポーツ紙芸能担当記者)
フワちゃんのポストは誹謗中傷、ドラマのポストは秘密の暴露と違いはあるものの、「すぐに削除したが大拡散」という経緯は同じ。ネットの怖さと、それを扱う人間の愚かさを描いた場面なのだろう。
実際、Xには、
《すぐに消したSNSでのつぶやきが…というのは、フワちゃんの騒動を思い出した》
《クドカンすげぇ笑 フワちゃん問題まで取り上げるのか笑》
《ウイルスだけじゃなくフワちゃんの一件まで取り入れるとは…さすがクドカンじゃ》
と、ドラマにフワちゃんを重ねたコメントが数多く寄せられていた。
ちなみに、ドラマではこの騒動後、“犯人” はある職についてカムバック。はたしてフワちゃんは、ドラマ同様、カムバックする日が来るのだろうか。