[画像] DASH ご当地PR課 〜北海道 道南いさりび鉄道〜

いさ鉄弁当

【レシピ】

「アサリの炊き込みご飯」

「はこだて和牛カツ」

「はこだて和牛トマトソース添え」

 

これまで、知られざるご当地のスゴさを伝えてきた『DASHご当地PR課』！
今回伝えたいのは、ローカル線の魅力！
というのも、日本全国多くのローカル線が赤字経営によって廃線危機に…。
太一と、なにわ男子の藤原と大西がやって来たのはアニメ『名探偵コナン』の劇場版最新作の舞台にもなり、今注目の観光スポット・函館市。

そして、今回PRしたいのが、五稜郭駅から出発するローカル線『道南いさりび鉄道』
『道南いさりび鉄道』は、五稜郭駅から木古内駅までの12駅、全長およそ38�劼髻�函館湾に沿って走行する。その利用客のほとんどが地元の方で、観光客が利用することは少なく、ローカル線の代名詞・駅弁もない。しかも「約2億円の赤字が…」。
沿線沿いの町の人口は、減少傾向が続き、深刻な過疎化になっている。

そこで！その魅力をPRすべくマップを作成！『道南いさりび鉄道』や役場が紹介したい沿線のスポットがてんこ盛り！謎解きのように描かれたPRポイントを巡ることで、その魅力が伝わるはず！
さらに、沿線の名産を詰め込んだオリジナル駅弁を作り、少しでも多くの観光客にその魅力を知ってもらうお手伝いを！何やら気になるイラストだくさんだが、果たして…？

いざ乗車！鉄道がホームに入って来るなり…
「1両編成ですね！可愛い！かっこいい！キハ40や！！キハ40ですよ！！」と、興奮する大西。
実は小さい頃から大の鉄道好き。
「キハ40は、国鉄時代から使われている車両で」とテンションもアップ！
ちなみに、キハ40は電気ではなく、軽油を燃料に走るディーゼル車。

10時39分、五稜郭駅を出発。まずPRしたいスポットが、東久根別駅にあるという。
9分後、東久根別駅に到着。するとすぐに…「これ駅？なにここ！面白い！」
東久根別駅は無人駅。その駅舎は、車掌室と荷物を輸送する貨車を改造して作られている。「レトロで可愛い」

さらにマップによると、東久根別駅にはスポットがもう一つ。Sのついたイチゴ？トマト？のマークが。
次の電車までは50分。それまでにこのマークの謎を解きPR！
やって来たのは、白石さん三兄弟が営んでいる白石農園。Sは、白石のSでマップのイラストは、白石三兄弟が育てる「神トマト」のことだった。ゼリー状の部分が少なく、フルーツのような甘さが特徴の北斗市が誇るブランド野菜。その味はトマトが苦手な藤原も「イケる！甘さもめっちゃある！」
そんな神トマト3玉450円、新鮮なブロッコリー250円をお買い上げ！(ロケ当時の値段)

そして、白石さんから「駅弁を作るなら、清川口駅に素敵なお米屋さんがある」と教えて頂き、12時12分、東久根別駅を出発、清川口駅へ。やって来たのは、100年以上続くお米屋さんの澤田米穀店。
米にこだわり抜く4代目、澤田導俊さんがPRしたいのは『ふっくりんこ』という品種。
澤田さん曰く「おかずを引き立てるようなお米」。精米したてを頂くと…「美味しい！これは美味いぞ、甘い！」
駅弁のご飯は、これで決定！ふっくりんこ2��920円をお買い上げ！

そして、清川口駅といえば気になるのが、マップに書かれたウーパールーパーのような謎の生き物。
その正体は、北斗市公式キャラクターのずーしーほっきー。お腹はふっくりんこのお米、背中部分は特産のホッキ貝がモチーフ。北斗市沿岸ではホッキ漁が盛んだが、ロケ日は産卵期で禁漁中。
その代わりに、北斗市企画課の能登川さんから「ホッキ貝が獲れない時だけ獲れる物もある」と別の食材を教えて頂いた。

ホッキ貝に代わる春の名物を求めて漁協へ。漁師歴55年の滝本さんから見せて頂いたのが、アサリ。
アサリといえば砂浜で潮干狩りのイメージだが、北斗市のアサリは砂利の中。
砂地に比べ、掘り当てるのは難しいが、石の隙間にアサリが好むエサも多く、旨みたっぷりの大粒が！
獲れたてのアサリを、北斗市水産担当の出口さんに酒蒸しにしていただくと…「あー、うっま！味が濃い！」アサリ1��1512円とフノリをお買い上げ！(ロケ当時の値段)

そして、清川口駅といえばマップに書かれたもう一つのイラスト。
その正体は、函館市で創業したコンビニエンスストア・ハセガワストアで販売されているやきとり弁当と判明！早速、ハセガワストアに行ってみると、使っている肉は、なんと鶏肉ではなく豚肉だった。
「昔、鶏肉の方が高くて豚肉の方が安価で手に入りやすかったのがきっかけ」と店長の大山さん。
函館出身のGLAYが学生時代から食べていたと紹介し、一気にブレイク。年間110万食を売り上げる。
「うわ、うんま！間違い無いですね」

お腹も満たし、駅に戻ると思いきや、予定していた電車を乗り過ごしてでも立ち寄りたい場所があった。
それは、清川口駅のお米屋さんの澤田さんから教えて頂いた、寝台列車「北斗星」のホテル。
「北斗星」は、青函トンネルが開通した1988年から2015年まで活躍。引退後、お米屋さんの澤田さんを中心にクラウドファンディングなどで約1700万円を集め、札幌市から北斗市を2日間かけて輸送。ホテル管理者の佐々木さんに中を案内して頂き、鉄道好きの大西も大興奮！

『道南いさりび鉄道』は後半戦へ。15時37分、上磯駅を出発し、PRスポットの多い渡島当別駅へ。
マップの教会らしきイラストは、どうやら『トラピスト修道院』のよう。修道院までは駅から徒歩20分。
次の発車時間は17時6分。なので急げば間に合うはずと向かう事に。
やって来たのは、「すげー！何この道！」と3人が驚いた『ローマへの道』。
ポプラ並木が800m続く絶景スポット！「これは癒やされるね」「北海道だからこその土地の使い方ですね」

そんな『ローマへの道』を通ってやって来たのが『トラピスト修道院』。
明治29年、フランスから9人の修道士がこの地を訪れ、日本初の男子修道院を設立。
施設内には製酪工場があり、修道士が日々トラピスト製品を作っている。
売店でトラピストバター1240円をお買い上げ！
さらに、マップにも書かれていたソフトクリーム400円も食べ、大満足！

しかし、少々のんびりしすぎたか、予定していた次の発車時刻まであと16分。
案内には徒歩20分と書いてあったが、16分で駅まで辿り着けるのか？来た道を急いで戻る事に！
「意外とローカル線って本数少ないイメージでしたけど、一駅一駅堪能するとあっという間ですよね」
「俺らさ、慌てすぎてんだよ。電車の時間に1本合わせてそこの周りをお散歩すればいいだけの話」
と話しながらも小走りで駅へ。なんとか発車時刻に間に合い、乗車。『道南いさりび鉄道』の旅も終盤戦へ。

最後のPRスポットは終点・木古内駅。マップには謎の牛のような生き物のイラストが。
その正体は、木古内町公式キャラクターのキーコ。
木古内町観光協会の竹田さんによると「木古内町の特産品であります、はこだて和牛をモチーフに」
はこだて和牛とは、わずか4人の畜産家だけが育てるあか牛で、年間出荷頭数が約220頭と非常に少なく、幻の和牛とも。お米やとうもろこしなど、北海道産のこだわりのエサで、ヘルシーで上質な肉になるという。

そんなはこだて和牛を使ったコロッケ(1個280円)を頂く。「うっま！甘くないすか？」
稗貫さんによると「木古内産のメークインという甘い芋をつかっている」
そして、この稗貫さん、実は清川口駅の澤田さんから紹介してもらった、木古内で美味しいお弁当屋さんだった。稗貫さんは、生まれも育ちも木古内町。古くから続くスーパー『サンメイト』の3代目。
コロッケなどのお惣菜やお弁当が大人気で町民に愛され続けている。
今回、地元のPRになればと駅弁づくりに名乗りを上げてくれた。

そして、早速駅弁作り！だが、なんと太一は別の仕事のため、ここで帰る事に。「あとは頼んだぞ」
営業を終えた稗貫さんのお店で、お目当ての和牛の肩ロースを手に入れ、これも駅弁の材料に！
東久根別駅の神トマト・ブロッコリー、清川口駅のふっくりんこ・アサリ・フノリ、渡島当別駅のトラピストバター、木古内駅のはこだて和牛。
これらの『道南いさりび鉄道』の沿線で手に入れた食材で、どんな駅弁ができるのか？

出来上がった駅弁を手に、藤原と大西は『道南いさりび鉄道』に乗り込み、駅弁オープン！
その中身は、アサリの出汁で炊き込み、バターとフノリの入ったアサリご飯、はこだて和牛で作った牛カツ、すき焼き風に味付けした牛丼は、神トマトのソースを肉に絡めて頂く。「超豪華！」「最高！うますぎる」
後日、新宿の屋上で作業中の太一のもとへもお届け。「最近のDASHで一番美味しい」と大絶賛！
「たくさんの魅力を伝えられたんじゃないですか？『いさ鉄』に乗るからこそ見られる景色も山ほどあって」
五稜郭駅から函館湾沿いを走る『道南いさりび鉄道』！初夏の北海道へぜひ！

 

いさ鉄弁当


アサリの炊き込みご飯
はこだて和牛カツ

はこだて和牛トマトソース添え