[画像] 赤あり〼!ソニーの新フラッグシップスマホ「Xperia 1 VI」のメーカー版「XQ-EC44」を購入。開封して外観や同梱品、基本機能を紹介【レビュー】


メーカーモデルだけの特別カラー「スカーレット」!「Xperia1 VI」のレビュー開始!
既報通り、ソニーが展開する「Xperia」ブランドの新商品として5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 1 VI」を発表しました。合わせて同社は日本においてXperia 1 VIをオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Xperia 1 VI(型番:XQ-EC44)」を2024年6月21日(金)より順次発売すると案内しました。

Xperia 1 VI XQ-EC44は内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの異なる2つのモデルがラインナップされており、12GB RAM+256GBストレージモデルおよび12GB RAM+512GBストレージモデルが6月21日に発売され、16GB RAM+512GBストレージモデルは2024年8月23日(金)に発売されます。本体色は12GB RAM+256GBストレージモデルおよび12GB RAM+512GBストレージモデルがブラック、カーキグリーン、プラチナシルバー、スカーレットの4色、16GB RAM+512GBストレージモデルがブラック、カーキグリーンの2色となります。

販路はソニーマーケティングが運営するソニーの公式Webショップ「ソニーストア」のほか、量販店やECサイトなどで、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格およびソニーストアでは12GB RAM+256GBストレージモデルが189,200円、12GB RAM+512GBストレージモデルが204,600円、16GB RAM+512GBストレージモデルが218,900円となっています。

なお、Xperia 1 VIは日本ではメーカー版以外にもNTTドコモにて「Xperia VI SO-51E」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」にて「Xperia 1 VI(型番:SOG13)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」にて「Xperia 1 VI(型番:A401SO)」がそれぞれ6月7日(金)より販売されていますが、これらの製品はともに12GB RAM+256GBストレージモデルのブラックおよびプラチナシルバーとなっており、メーカー版では12GB RAM+512GBストレージモデルと16GB RAM+512GBストレージモデルがあるほか、本体色もカーキグリーンとスカーレットがラインナップされています。

そんな待望のXperiaのフラグシップスマホとして登場したXperia1 VIですが、最新のQualcomm製最ハイエンド向けチップセット(SoC)「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を採用するほか、高品位なオーディオ機能やハイエンドスマホでは搭載されることの少なくなったイヤホンジャックや外部ストレージスロットを搭載するなど、高い基本性能と汎用性を備えており、何よりもメーカー版だけの限定カラーとしてスカーレット(赤系)とカーキグリーン(緑系)の2色がラインアップされているのです。

筆者はこれまでにも何度も赤いガジェットが大好きなことを紹介してきましたが、今シーズンは筆者の心を染め上げるような赤いガジェットが他になく、飢えていたところに今回のXperia 1 VIの限定色となる素晴らしい赤いスカーレットが販売されるということで、当然のように飛びついて自腹にて購入しました。なお、購入したのは中位の12GB RAM+512GBストレージモデルのスカーレットとなります(残念ながら上位の16GB RAM+512GBストレージモデルにはスカーレットがなく、かつ発売日が遅いので見送りに)。

全額自腹を切って発売日にXperiaを買ったのは本当に久しぶりなのですが、せっかく購入しましたので、今回から前後編に分けて心たぎる赤っぷりの美しいXperia1 VIのレビューをお送りしたいと思います。まず前編となる今回はその赤っぷりを中心とした外観に加え、開封して同梱品やホーム画面、プリインストールアプリなどの基本機能を紹介していきたいと思います。

【同梱品はほぼなし】

さっそく届いたXperia1 VIの個装箱を開けて中身を見てみます。個装箱はXperia1 IVから続いている紙製の弁当箱のような環境配慮型のものとなっています。また内容物としてはXperia1 VI本体の他はマニュアル(スタートマニュアル)や保証書のみで、これも最近のXperiaスマホ(「Xperia PRO」シリーズ除く)とほぼ同じです。そのため、もし必要であれば、USBケーブルや充電器などを別途用意するといいでしょう。


Xperia1 VIと内容物。保証書は必ず存在するものなので、同梱品はスタートガイドのみと考えていいかと思います


【Xperia 1 VIの外観をチェック!スカーレットに愛を注ぐ】

続いてXperia 1 VIの外観を紹介していきます。正面側には約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)有機ディスプレイ、約1200万画素CMOS/広角レンズのフロントカメラ、ステレオスピーカー(2基、上部側は受話口)、近接・照度センサーがあります。

一方、背面側には約1200万画素CMOS/超広角レンズおよび約4800万画素CMOS/広角レンズ、約1200万画素CMOS/望遠レンズというトリプル構成のリアカメラ、撮影用ライト、動画撮影用(音声優先)マイクがカメラバンプ内に配置されているほか、FeliCaやNFC Type A/Bのアンテナ位置を示す「おサイフケータイ」マーク、そして「SONY」ロゴ付近にワイヤレス充電(Qi)用アンテナがあります。


Xperia1 VI(スカーレット)の表面(画像=左)と背面(画像=右)



カメラバンプ部のアップ。濃いめのレッドに浮かぶメタル調の朱が艶めかしい

Xperiaのフラッグシップスマホとしてここ数年投入されてきた「Xperia 1」シリーズではディスプレイが映画のスクリーンとほぼ同じアスペクト比9:21の4K(1644×3840ドット)であったのに対し、Xperia 1 VIではより一般的なアスペクト比9:19.5のFHD+ディスプレイへ変更されたことによるシルエットの大幅な変化があり、単純に考えると、完全なスペックダウンとなりました。

一方で突出した画面仕様は失われたものの、これによってディスプレイは大幅に省電力化してバッテリーの持続時間が向上し、発熱問題などが大きくに改善され、さらに操作性もより快適になるなど、より実用度の高い方向への仕様変更がなされています。そのため、個人的には製品としての完成度はより高くなっているのではないかと思っていますし、これによって製品をより長く使えるようになったのではないかと思われます。


背面の下側には薄く「XPERIA」のロゴが印刷があります



Xperia1 VI(スカーレット)の天面(画像=左)と底面(画像=右)

本体上面側には3.5mmイヤホンマイク端子と動画撮影用などのサブマイクがあり、下面側にはUSB Type-C端子、通話など用のメインマイク、nanoSIMカード(4FF)およびmicroSDカードのスロットが配置されています。なお、SIMはnanoSIMカード(4FF)が1つとeSIMに対応しており、nanoSIMカードとeSIMを併用することでデュアルSIMでの運用が可能です。またカードトレーの背面側はmicroSDカードスロットに対応しています。


カードスロットを引き出したところ



Xperia1 VIの左側面(画像上側)およびの右側目(画像下側)

左側面には特にキー(ボタン)や端子類はなく、右側面には音量キー(+・−)、指紋センサーを内蔵した電源キー、撮影用シャッターキーがあります。今回、筆者が購入した本体色はスカーレットですが、2017年に発売された「Xperia XZ Premium」の赤系色のロッソとはかなり色味には違う赤っぷりとなっており、Xperia XZ Premiumのロッソが跳ねるような眩しさの赤なら、今回のスカーレットは静かに熱い情熱の滾る赤といった印象を受けました。


Xperia XZ PremiumとXperia1 VI、2つの赤を並べたところ。今回も素晴らしい緋色が筆者の心を撃ち貫きます


【ホーム画面とプリインストールアプリ】

次にホーム画面やプリインストールアプリなどの基本機能を紹介しておきます。ホーム画面は2枚 +Google Discoveの3面構成で、これまでXperia 1シリーズを使ってきた人にお馴染みのものとなっています。筆者は前述のXperia XZ Premium以来というかなり久しぶりにXperiaスマホをきちんと使うことになりましたが、特に問題なくすぐに馴染むことができました。


Xperia1 VI(メーカーモデル)のホーム画面



Xperia1 VIのアプリケーションドロワー(アプリ一覧)

またプリインストールアプリにおいてはメーカー版のXperia1 VIということで、レビューのためにセットアップ時に出てきたアプリをすべてインストール許可したもの(セットアップ時にユーザーの任意で選択してインストールさせられるものと「必須アプリ」としていくつかのアプリが強制的にインストールさせられるもの)が入っていますが、それでも1画面内に全部収まる程度です。

NTTドコモなどの移動体通信事業者(MNO)が販売するキャリア版ではそれぞれのキャリアが提供するさまざまなアプリがプリインストールされていることが多いですが、メーカー版なのでキャリア製アプリの類はプリインストールされていません。なお、セットアップ時にインストールさせられるアプリについてはセットアップ後にアンインストールすることができるので、強制なため仕方がないのですが、利用する予定のないものでも、そのまま設定を進めてセットアップ後にアンインストールしましょう。

なお、セットアップ時に選択してインストールされるもののをすべて選択した場合のプリインストールアプリはGmailやGoogle検索、GoogleマップなどのGMS(Google Mobile Service)アプリ、MusicProやMy Sony、Xperia Lounge、ソニー銀行、コミックROLLYといったソニーとその関連企業製のアプリ以外ではFadebookやBooking.com、Call of Duty Warzone Mobile、TikTokがプリセットされます。


初期セットアップ時にインストールするアプリを選択するときの画面。サードパーティー製アプリの「TikTok」が必須の項目にあるのがどうしても気になってしまいます


【キャッシュバックキャンペーンあり!購入するなら忘れずに!】

最後に「Xperia SIMフリーモデル発売キャンペーン」として2024年9月16日(月)まで(最終日は午前10時で締め切り)はメーカー版のXperia 1 VIおよび「Xperia 10 VI」を正規販売店(ソニーストア以外も含む)にて2024年9月9日(月)までに購入した場合にXperia 1 VIなら10,000円、Xperia 10 VIなら5,000円の現金によるキャッシュバックを受けることのできるキャンペーンが行われています。

購入を考えている(または8月発売の最上位モデルの購入を予定している)場合にはお得に買えるチャンスですので、忘れないようにしましょう!またすでに受付の終了している「Xperia 1 VI 発売記念!エントリーでお得キャンペーン」についてもエントリー済の場合は購入後のキャンペーン登録を忘れずに。


キャンペーンの対象機種はXperia 1 VIを含むこの2機種

というわけで、今回は同梱品および外観、基本機能についてお送りしました。次回はベンチマークテストの結果や筆者がしばらく使って気が付いた点などをお送りする予定です。お楽しみに!

ソニー Xperia 1 VI/SIMフリースマホ/カーキグリーン/XQ-EC44 G3JPCX0 【日本正規代理店品】 / 防水/防塵/Snapdragon 8 Gen 3 / ストレージ16GB・512GB
ソニー
2024-08-23



記事執筆:河童丸


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