――自分の中で「良いライブ」とはどんなものですか?

高橋:4月から始めて、月1で何回かやらせてもらって、この間思ったことなんですが、自分で言うのもなんなんですけど、全部が良いライブなんですよね、結局は。何かを残せているし、自分も何かを得ているし。それは反省だったり、マイナスの面もあるんですけど、それでも必ず何かをみんなには残せているんだ、ということを実感して。ちょっとコンディションが良くなかったんですけど、その日じゃなきゃ見えなかったことが見えたんですよ。だから「あぁ、今日はダメなライブだった」と、終わった後に悔しくて「ウッ!」となった時があったんですけど、それって逆に失礼というか。思わなきゃいけないことだとは思うんですけど、それをすごく出していくことでも、言うことでもないんだなと思いましたね。

 今日だからこういうことが言えるんだと、これがその当日とかだったらまた「あぁ、あそこはこうすれば良かったな」と悔しい思いをしてると思うんですけど。今思うと、「あの日はこういうことをやったけど、こんなことが見えた」ということが必ずライブで1個1個あるから、ダメだということは多分一つもないんだと思います。

――今後、学園祭などが控えてますが、学園祭は初めてですか?

高橋:初めてです。学園祭というか文化祭的なことに自分の高校生活の中でもあまりしっかり触れてないので(笑)、どんなものかがよく分からないんですよ。想像ができないので、すごく楽しみです。

――今後、ツアーなどはやってみたいですか?

高橋:是非是非やりたいです。11月に初めて東京以外の所で、しかも初めてホールでやるので、ドキドキワクワク。ちょっと不安ですね、楽しみだけど。

――次のシングルや、その先にはまたアルバムが控えていると思いますが、今後やってみたいことはありますか?

高橋:色んなことをしたいなと思うので、今回の「コ・モ・レ・ビ」じゃないですけど、「こんな自分もいるんだ」ということを見付けられるような曲をどんどんやっていきたいです。

――今回、新たな発見はありましたか?

高橋:女性の自分がいた。女の子らしさも恥ずかしくないじゃないか、みたいな。もうちょっと、いやまだかも知れないけど、「いつかラブソングを」と思いながら。
 

――年を重ねると、新たな発見や、変わってくる部分も出てくるかも知れませんね。

高橋:大人になると、全く分からないですね、先は。

――先のことよりは今のこと。

高橋:今思うことを残せていけたら。

――多分、それが変わらない部分なのかも知れませんね。

高橋:変わらないですね。そういう所はずっと。そこは変わりたくないと思います。

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