夜明け前の熊本市の繁華街で面識のない大学生に暴行を加えてけがをさせたとして、当時中学生だった少年が逮捕されました。

【写真を見る】当時中学生だった15歳の少年「睨み返された」と大学生に因縁をつけ膝蹴りなどで肋骨を骨折させる 熊本

傷害の疑いで逮捕されたのは、合志市に住む職業不詳の15歳の少年です。

警察によりますと、当時、中学生だった少年は先月20日午前3時40分ごろ熊本市中央区の下通りで、帰宅途中だった21歳の男子大学生を睨みつけ、それに対して「睨み返された」と因縁を付けて、腹を拳で複数回殴ったり、膝で蹴ったりして、肋骨の骨折で全治およそ2か月のけがをさせました。

男と大学生に面識はなく、通行人が近くの交番に「けんかが起きているようだ」と届け出たことで発覚。警察が現場に着いた時に少年の姿はありませんでしたが、その後、防犯カメラ映像の解析などを進めていました。

警察の取り調べに対し、少年は「殴ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。

少年は当時、4、5人のグループで現場にいたということで、警察は共犯がいるかどうか、捜査を進めています。