Kstyleが初めて開催する新たなK-POP音楽祭「Kstyle PARTY」が、東京・有明アリーナにて2日間開催され、2月26日(日)にフィナーレを迎えた。同イベントは、Z世代を中心に巻き起こっている第4次韓流ブームの波を更に盛り上げるため、「Kstyle」の名を冠した大規模なK-POP音楽祭。2日目は、ソロアーティストから人気オーディション番組出身のグループまで、話題のアーティストたちが続々と登場し、観客を楽しませた。

オープニングアクトとして、ダンス&ヴォーカルグループのWE3Mが「MelaMela」「HELLO NEW WORLD」を披露。その後、パーティーDJのDJR2が登場し、会場を温めた。

1組目は、IZ*ONE出身で、ソロアーティストとして個性溢れる音楽を披露しているチェ・イェナ。バンドメンバーを従えロックチューンの「DNA」を熱唱すると、1曲目から会場は盛り上がりを見せた。彼女は「皆さんこんにちは、イェナです! 最初の曲は日本2ndシングルの『DNA』でした! 一生懸命に準備したこの曲を選びましたが、どうでしたか?」と挨拶すると、客席からは大きな声援が。この反応を見て「今回イェナちゃんがオープニングのステージだったのですが、歓声がいっぱいで、ありがとうございます!」と笑顔。続いて特別にバンドバージョンを準備したという「Good Morning」を歌った。伸びのある歌声に合わせてペンライトを振りながら一緒に楽しむ観客を見た彼女は、「やばーい! 皆さんどうしてこの歌を知ってるんですか? 本当にめっちゃ感動しました、楽しいです! バンドバージョンで新しく準備したので、ちょっと心配もありましたけど、皆さんがすごく楽しんでくださったので、不安がめちゃくちゃ! ぜんぜんなくなりました! ありがとうございます! 後ろの方も見えてますか? イェナは全部見えるんですよ、ありがとう!」と嬉しそうな表情を見せた。

バンドとのステージはここまでとし、彼女が「残念なんですけど、ステージはここまで……」と言うと会場からは「え〜!」という声。すぐさま「じゃないで〜す!」と可愛い嘘をついて観客を笑わせた。「イェナのダンスも見たいですか? 本当に? オーケー、行きましょう」と、「DNA」の収録曲の「SMARTPHONE -Japanese Ver.-」を紹介。「この曲も分かるんですか? 本当に? 感動なんですけど」と再び観客の反応に喜んだ。そして日本語で「明るい雰囲気が魅力の曲なので、皆さんと一緒に盛り上がりたいです」と伝えようとしたところ、うまく言えず、思わず韓国語で「何言ってるんだろう」とつぶやくとそれが通訳され、「モヤ(何)!?」と驚くチェ・イェナ。「韓国語でも大丈夫?」という言葉に会場からは笑いが起こった。「突然どこからか声が聞こえてきてびっくりしましたよ。なんでこんなに良い機能があるのに教えてくれなかったのー! 楽屋で台本を緊張しながら読んでたのに。素晴らしい機能があるので使わせてもらおうと思います」と話してさらに観客を爆笑させた。

6人のダンサーと共に、「SMARTPHONE -Japanese Ver.-」のキュートなダンスを披露し、「皆さん、楽しんでいますか? 本当によかったです。私の歌を本当によく知ってますよね」と改めて感謝を伝えたと思えば、「残念ですが、あとステージが1曲だけ、ありません、あります、ありません、分かりません」という言葉でまたまた会場は笑いの渦に。「皆さんはたぶん分かるんじゃないかと思いますけど、分かる人は一緒に歌ってくださいね」と「SMILEY-Japanese Ver.-(feat.ちゃんみな)」のサビの部分をアカペラで歌うと、観客も一緒に歌い始め、「オーマイガー! 上手です。この曲で最後の挨拶をしようと思います。皆さん、これからもイェナのことをたくさん応援してください。そしてアルバム『DNA』もよろしくお願いします!」と呼びかけた。イェナワールド全開の「SMILEY」では、サビで観客にマイクを向けたり、「皆さん、叫べ―!」と盛り上げ、1組目にふさわしいハッピーなエネルギーを届けてくれた。存在だけで周りを明るく照らしてくれるチェ・イェナが、今年はどんな音楽でファンを喜ばせるのか、楽しみになった。