将棋藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王座、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第2局が2月24日、石川県金沢市の「北國新聞会館」で行われている。午後3時には、両対局者が注文したおやつが提供された。

【映像】藤井棋王と伊藤七段が注文した「レーズンサンド」

 金沢で行われている棋王戦第2局。藤井棋王と伊藤七段は午後のおやつに「フルーツ盛り合わせ、レーズンサンド」を注文した。コロナ禍以降、タイトル戦のおやつは別室に用意され、対局者は自分のタイミングで食べに行く規定となっている。以前は盤側に提供されていたため、トップ棋士がおやつをモグモグする様子はタイトル戦観戦の見どころの一つとなっていた。

 ABEMAの中継には、藤井猛九段(53)が出演。藤井棋王は、2020年6月の棋聖戦で初タイトルに挑戦したため、「藤井さんは一度も対局室でおやつを食べたことがないんですよね」と指摘。「以前藤井(聡太)さんに、以前は対局室に提供されていていてその場でおやつを食べていたんだよ、と話したことがあるんですけど『それはゾッとします!いや〜!』と言われちゃって」とのエピソードを紹介した。

 タイトル3期の獲得経験を持つ藤井九段は、「僕にとってはそれが当たり前だったから慣れた人にとってはそんなに違和感がないけど、対局室でおやつを食べたことがない藤井さんにとってはちょっと信じられないみたい」とコメントしていた。解説の聞き手を務めた山根ことみ女流三段(25)は「対局室でのおやつは、復活することあるんですかね?」と質問。藤井九段は「対局者が希望しない限り復活しないと思う」との所感を語った。

 このエピソードに、ファンからは「もぐもぐタイム欲しい」「観たいよね〜」の声のほか、「カメラに抜かれるからかわいそうやで」「いろいろ言われそうだしね」「もう見れないかー」「そうよねえ」など、様々な意見が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)