(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は5日、日本から輸入されたカジキから基準値を超えるカドミウムが検出され、水際検査で不合格となったと公表した。規定により積み戻しまたは廃棄処分される。

不合格となったのは北海道産カジキの切り身6キロ。有害性のある重金属、カドミウムが1キロ当たり0.2ミリグラム検出された。台湾における同品目の基準値は同0.05ミリグラムに設定されている。

この他、韓国から輸入されたブドウ約9450キロが残留農薬の基準違反で不合格となった。韓国のブドウが不合格となるのは今年に入ってから7件目。同署は先月27日から同品目の抜き取り検査の割合を、通常の「2〜10%」から「20〜50%」に引き上げた。

この日公表された不合格品は計12件。日本産カジキや韓国産ブドウの他、中国から輸入されたトウガラシパウダーなどがリストに含まれている。

(沈佩瑤/編集:田中宏樹)